先日行われたトルコGPにおいて、
予選で3位から、フェラーリ勢に割って入る2位でレースをフィニッシュしたルイス・ハミルトン。
予選後の記者会見では、3位ながらもタイヤ選択に失敗(ハードタイヤでアタック)し、
自身もミスをしたということで、めずらしくあからさまに不満そうだった。
その理由はレースで明らかになるのだが、
3ストップ戦略のハミルトンの方が、2ストップのヘイキ・コバライネンの後塵を拝してしまったからであった。
ついでにいうと、予選後に語った”タイヤ選択のミス”は、ハミルトンの勘違いで、
チームとしては当初からハードを使う予定だったようだ。
ただし、チームとしては、彼の3ストップ戦略は自ら望んで行ったものではなかった。
金曜日のフリー走行後にブリヂストンのスタッフがタイヤを確認したところ、
昨年ハミルトンを襲ったタイヤの表面剥離の兆候が見られたようだ。
このためブリヂストンはトラブルに至る前に
タイヤへの負担を軽減させる措置(すなわち、3ストップ作戦)をマクラーレンに提案したという。
なお、ブリヂストンはコンストラクションの変更を伴って今シーズンに臨んでいるものの、
今回の問題の解決には役に立たなかったようだ。
補足しておくと、この問題は全ドライバー中唯一ハミルトンだけに発生している模様。
さて、このように望まざる厳しい状況での戦いを強いられたハミルトンは
「僕のキャリアにおけるベストレースといってもいいと思っているんだ。勝てなかったけど、僕自身とマシンは100%の力を出したからね。」
と、レースを振り返っている。
確かに、第2スティントで軽々とフェリペ・マッサを交わすと、その後は確実なペースを披露し、
最終スティントではキミ・ライコネンを完璧に抑えきるなど随所で光る走りを魅せた。
久しぶりにハミルトンの本来の走りを堪能できたような気がする。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!