今シーズンの最終戦で、BMWザウバーとウィリアムズが低温燃料を使用したとされる件で
FIA国際控訴裁判所はマクラーレンの主張を却下するという結論を得た。
これに対して、ウィリアムズがこの結果を歓迎する旨の声明を発表した。
その内容から、今回の却下に至った理由が明らかにされているので、ここで紹介したい。
(もちろん、一方からの主張であるため、100%事実かどうかの判断は読み手に委ねるが。)
1.レギュレーションでは、搭載燃温は大気温より10度以上下げてはならないと規定。
2.大気温および、搭載燃温の測定方法に関して、定められた手順等は存在しない。
3.FIAはブラジルGP時の最高気温を33度と認識。
4.グランプリ中のマシン2台の燃料タンク、および燃料注入レールでの最低温度は、
それぞれ31度と35度と記録。
5.上記3.と4.より、レーススチュワードが判断したようなレギュレーション違反はなかった。
6.以上の事実は関係者による説明、および意見と一致しており、
チームはこの見解を全面的に支持する。
以上が、ウィリアムズの主張の要旨である。
記録されている事実からすると、違反はなかったということである。
では、なぜ、そもそもスチュワードが違反の嫌疑をかけたのかという点に疑問はあるものの
並べられた事実からは、罰しようのない結果が導かれて当然だろう。
おそらく今回の問題のポイントは上記2.になるのだろう。
今後は、測定方法や使用するセンサおよびその配置場所等を明確に規定して、
このような事態が来年再発しないようにレギュレーション等に明文化する必要がある。
何にせよ、客観的に判断できる指標が重要であるということだ。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!