最終戦ブラジルGPを待たずに
レースドライバーとしてのキャリアを終えたアレクサンダー・ヴルツ。
その空いたシートは、ご存知の通り中嶋一貴に渡った訳だが、
どうやらこれはウィリアムズの求めにヴルツが応じることで実現したようだ。
チームはブラジルGPへの一貴の起用に関して、
来季の起用を検討するためのテストではないと明言していたが、
どうやら”ブラジルGP1戦だけでは判断しない”という意味だったようである。
「ウイリアムズと僕は、僕の最後のレースのときに話し合い、2008年のテストとして一貴がブラジルで走れるようにシートを譲ることで合意に達したんだ」
とは、シートを譲ったヴルツの弁。
また、ヴルツはあわせて、一部で報じられていたトヨタからカネを受け取ったという噂を一蹴し、
チームとの良好な関係の下、自らシートを譲る決断をしたと述べている。
(当然、先にも書いた通り、チームからお願いされたのではあるが...)
ヴルツは一貴の印象を次のように語っている。
「彼は良いドライバーだよ」「良いんだが、まだまだ時間が必要だね。チームは彼にその時間を与えてあげなければいけないね」
デビュー戦となったブラジルGPで、
不幸にもピットクルー2人に怪我を負わせる事故を起こしてしまった一貴だが、
彼のレースパフォーマンスに対して、関係者は声を揃えて高評価を与えている。
依然、アロンソ待ちのストーブリーグではあるが、
ヴルツのおかげて来季の一貴のレギュラーシートが現実的になってきたのは確かだ。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!