FIAは、2008年からの新たなエンジン開発凍結ルールを発表した。
それによると、2008年からの10年間、エンジン開発は完全凍結となる。
この完全凍結により、
現行のレギュレーション下で開発が許されている部品に関しても、開発行為が禁止となる。
FIAの声明では、
「5年が経過した後に変更を行うことは可能だが、それもすべての利害関係者が合意し、かつ2年間の予告期間が設けられた場合に限られる」
ということで、最低でも2012年までは開発の余地が与えられないようだ。
これが最終決定であれば、ファンにとっては寂しいニュースなのではないだろうか。
少なくとも、自分はエンジンがマシンの魅力に占める割合が大きいと感じているので、
ニューマシンが発表されてもエンジンは昨年モデルと同一という状況は残念でならない。
コストダウンが必要なのもわかるが、F1というスポーツの在り方として、
マシンの主要部品の開発凍結により、開発競争を否定する昨今の流れは
本当にファンの求めているものなのか疑問が残る。
おそらくワークスチームは、
エンジンに掛けられなくなった予算をエアロダイナミクスの開発に投入すべく、
風洞施設やCFD(流体力学シミュレーション)に力を入れることになるのだろう。
そうした場合、トータルの予算は変化しないとも考えられる。
一方で、コスト削減の一環として2008年からのレギュレーションに採用するはずだった
カスタマーシャシー使用問題が未だに決着していない現状において、
競争原理を無視しすぎたレギュレーションは結局、混乱させるだけに思えてならない。
今一度、F1がF1たる理由を冷静に分析する必要があるのではないかと思えてならない。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!