2007年F1第15戦日本GP決勝。
冬を思わせる気温の中、前日からの雨も勢いを増し、
7台ものマシンがリタイヤする波乱のレースは幕を開けた。
レースはエクストリームウェットタイヤ装着が義務付けられ、セーフティーカー先導で開始。
ここで、いきなりフェラーリ勢が動く。
マッサ、ライコネンの順に燃料をたっぷり積み込んで、戦列に復帰。
その後、延々と先導したセーフティーカーがようやく去ったのが20周目。
激しい水しぶきを上げながら、各車1475mのストレートを駆け抜けて行く。
レースも中盤、マクラーレン勢が最初で最後のピットストップを終えた後に波乱が待っていた。
42周目のヘアピンの進入で姿勢を乱したアロンソのマシンは、
あっという間にスピンを喫し、
右リアサスペンション、リアウイングを損傷、走行不能になってしまった。
これで、アロンソはまさかのゼロポイント。
3年連続ワールドチャンピオンに向けて、後がない状態まで追い込まれてしまった。
レースは、アロンソのマシンを回収するため、2度目のセーフティーカーランへ。
なんとこの間に、2位を走行していたウェバーに3位走行中のベッテルが追突。
共にリタイヤとなってしまった。
ベッテルは、予選から好パフォーマンスを魅せていたものの、この結末で全て台無しだ。
49周目にレースが再開。
ハミルトンは、後続との差を見る見る開け、雨の路面でも落ち着いた走りを披露。
ファステストラップも記録し、ハットトリックで今季4勝目。
アロンソとのポイント差を12ポイントとし、ルーキーイヤーでのチャンピオンに王手をかけた。
2位は、ライコネンとのフライング・フィン対決を制したコバライネンが入った。
以下、クルサード、フィジケラ、マッサ、クビサ、リウッツィといつもと違う顔ぶれだ。
しかし、今年のアロンソはミスが多い。
対称的に、ルーキーとは思えぬ落ち着いたレース運びのハミルトンにお株を奪われた格好だ。
今回の走りを見る限り、チャンピオン争いは既に決した感もあるが、
果たして連戦の中国GPで一気に決着がついてしまうのかに注目だ。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!