ヨーロッパ最終戦、ベルギーGPを前にF1界を騒然とさせたスパイ疑惑に対する
マクラーレンへの処分決定。
その内容は、下記の3点だ。
(1)2007年に獲得したコンストラクターズポイントを全て剥奪し、
今後のグランプリについても付与されない。
(2)罰金1億ドル
(3)マクラーレンの2008年型マシンにフェラーリの技術が使われていないことが
証明されない場合は、来季のコンストラクターズポイントも付与されない。
個人的には、率直に言って厳しめの処分であると感じている。
しかし、FIA会長のマックス・モズレーは、このペナルティを十分ではないと考えているようだ。
「彼らにとってかなり幸運だったと言わざるを得ない」
「将来、歴史を振り返ったときに、今回のことを我々は、やり過ぎではなく、やらな過ぎ、と責められるだろうね」
と語る裏には、
マクラーレンの選手権からの除外(出走すら許されない)という措置が考えられていたようだ。
それも、2007年と2008年シーズンに及ぶ内容であったという。
この状況を救ったのは、バーニー・エクレストンであるらしい。
「マクラーレンはもう少しで追放されるところだった。それは本当に起こりえたことだ」
「私たちの数名が戦って、代わりに罰金を課すように主張したのだ」
と、バーニー本人が語っている。
確かに、マクラーレンほどの歴史と力のあるチームが追放されるのは
ファンを遠ざける結果に繋がるのは必至である。
一方で、今回の措置により、フェラーリのコンストラクターズタイトルがスパで決まったことで
(変更が無ければ、ではあるが)失望して、離れていくファンがいないとも言えない。
いずれにしても、やはり信頼回復、この一言に尽きる。