2007年F1第8戦フランスGP決勝。
モンテカルロから北米2連戦へと続いたマクラーレン絶対優位の状況の中、
ヨーロッパに戻ってきたF1サーカスは、新たな局面を迎えることとなった。
今年が最後と言われるマニクールを制したのは、
開幕戦以来の勝利となったフェラーリのキミ・ライコネンだった。
意外なことに、
セカンドローからスタートして勝利を収めたのは、今シーズン8戦目にして初めての出来事。
2位にはポールスタートの僚友マッサが続いた。
レースは、スタートでポールのマッサがそのまま1コーナーを制し、
その後ろでは、ライコネンがハミルトンを交わして、フェラーリ1-2体制を築いた。
序盤は、ライコネンがハミルトンを従える格好であったものの、
次第にその差は広がり、最終的にはフェラーリ2台による争いへと転じた。
2回目のピットインのタイミングで、ライコネンはマッサを交わし、
パーフェクト・ウィンを収めた開幕戦メルボルン以来の今季2勝目を手にした。
マクラーレン勢は、ハミルトンが優勝にチャレンジはできなかったものの、
確実に3位に食い込み、これでデビュー以来8戦連続表彰台を続けている。
一方、アロンソは、予選のトラブルでの10位スタートと抜けないサーキットに手こずり、
7位に入るのがやっとだった。
4位、5位にクビサ、ハイドフェルドが入ったBMWザウバーは、
そう簡単に第3のチームの座を手放す気は無さそうだ。
そのBMWザウバーにチャレンジしたいルノーはフィジケラが6位と敗れた。
最後ではあるが、
バトンが8位に入り、1ポイントながら待望の今季初ポイントをホンダにもたらした。
さて、これで、ドライバーズチャンピオンシップは、前半戦を終了して、
上位4名が2勝ずつという混戦模様が強調される結果となった。
残り半分で、どんなドラマが待っているのか、まだまだひと波乱ありそうな気配だ。