2007年シーズンに投入したRA107の予想外の不振により、
非常に厳しいスタートとなってしまった昨年コンストラクターズ4位のホンダ。
しかし、開幕後のマシン改良が功を奏し、そのパフォーマンスは徐々に上向き傾向にある。
その証拠に前戦モナコGPにおいて、
ホンダにとって今シーズン初となる予選Q3進出を2台揃って果たしている。
モンテカルロという特殊なサーキットとクルサードの進路妨害による脱落があったとはいえ、
この結果がポジティブなものであることは疑う余地もない。
そして、ホンダは来るカナダGPで大幅改良されたマシンを投入するという。
チームは公には認めていないものの、
その内容は”Bスペックシャシー”と呼べるほど大幅な進化を遂げているようだ。
先日行われたポール・リカールの合同テストでカナダ仕様の確認を行ったが、
その際に持ち込まれた改良されたサイドポンツーンなどが実戦投入されるようだ。
バリチェロによると、
「マシンは1周につき0.5秒のスピードアップがなされた。ブレーキング時の安定性も増したよ」
と、上々の仕上がりのようだ。
また、チームはスペインのメノルカ島の滑走路を使い、ストレートラインテストを行うという。
この場所は、マクラーレンがあのブリッジウイングを最初に確認した場所でもある。
もしかしたら、エレファント・イヤーズを再び確認するかもしれない。
2年連続ダブルタイトルを獲得したルノーでさえ、
ベネトン・ルノーとして復帰した2001年はミナルディと争うという苦しい時代を送っていた。
ここまで生みの苦しみを味わっているホンダだが、
ここから頂点まで這い上がる可能性は大いにある。
むしろ、今は次の大きなジャンプに備えて、ひざを曲げている状況なのではないだろうか。