2007年F1第5戦モナコGP決勝。
前日の不安定な天候に引き続き、雨が予想される中でのレース開始となった。
同一チームの昨年の覇者とスーパールーキーがフロントローに並び注目されたスタートは、
アロンソがきれいなスタートで1コーナーにトップで侵入、
2位スタートのハミルトンは3位のマッサを抑えるような形で最初のコーナーを迎えた。
レースはそのままの順位で進み、ややアロンソがハミルトンを引き離す格好となった。
後続では、ソフト側のタイヤでスタートしたハイドフェルドが5位に上がるも、
その後のペースが上がらず完全にフタをする状況となった。
これにより、4位フィジケラ以上の上位陣は安泰となった。
コース上では抜けないモンテカルロであるがレースを盛り上げたのはマクラーレンの2台。
アロンソ、ハミルトンともに予選並みの驚異的なペースで3位のマッサすら寄せ付けない
別次元のレースを展開した。
特に、最終ピットインの前の第2スティントでは、
両者マシンを激しくスライドさせながらも自己ベストを更新する走りを披露。
チャンピオンのアロンソと、F1で初めてモナコを走るハミルトンが
全く互角といえる戦いを繰り広げた。
最終的には第3スティントに入っても、僅差の戦いとなったものの、
さすがにコース上で(特にチームメイト同士で)抜くことはできずにそのままチェッカーとなった。
圧倒的な速さを見せたマクラーレンは、3位のマッサ以外はすべて周回遅れ、
そのマッサも勝ったアロンソから1分以上の遅れと力の差を見せ付けた。
今回のレースは、オーバーテイクこそ無かったものの、
2人の実力伯仲したドライバーが白熱した走りを見せた見応え十分のレースだった。
これで再びアロンソがハミルトンと同ポイントながらもポイントリーダに返り咲いた。
しかし、次回以降の北米ラウンドではフェラーリ勢が黙っていないだろう。