2006年F1第16戦中国GP決勝。
前日の雨の予選でルノー勢にフロントロー独占を許し、
6番グリッドの獲得が精一杯だったミハエル。
決勝のコンディションも曇りながら、ウェットの路面状態だ。
スタート直後、前日のパフォーマンスそのままに逃げるルノー勢を追えるものはなく、
やや間隔をあけてマクラーレンのライコネンが続く。
ミハエルは4,5位のホンダ勢とのバトルで精一杯だ。
しかし、乾き行く路面の中、ピットストップを終えた上位陣に変化が訪れた。
一時、フィジケラを抜いて2位に上がったライコネンがまたもトラブルに泣きストップ。
そして、トップを独走していたアロンソがまさかのペースダウンで、
2位フィジケラと3位に浮上したミハエルが急接近し、3車テール・トゥ・ノーズ状態となる。
あまりにペースが上がらないアロンソをたまらずフィジケラがパスすると、
アロンソは自らの順位を自力で守ることができずにミハエルに明け渡さざるを得なかった。
そして、ドライタイヤへのスイッチした各車の2度目のピットストップ後、
遂にミハエルはフィジケラを捕らえトップに浮上、その差をぐんぐん開いていった。
一方、アロンソのペースも復調し、
ファステストラップを連発しながら追うも、フィジケラをかわすのが精一杯の2位だった。
最後は、再び雨が降り始める中、かつての雨さえ味方につけていた頃のように、
ミハエルが堂々のトップチェッカーで今季7勝目を収め、遂に同ポイントながら、
チャンピオンシップのリーダーに躍り出た。
ますます混沌を極めるチャンピオンシップだが、その行方は、やはり最終戦までもつれそうだ。
唯一、鈴鹿で決まるとすれば、ミハエルの優勝とアロンソのノーポイントのみだ。