前戦ハンガリーGPにおいて、14番手スタートから脅威の追い上げを魅せ、
自身と第3期ホンダの初優勝を飾ったジェンソン・バトン。
バトンにとって114戦目の初優勝だけに喜びもひとしおだ。
ホンダの母国、日本でもこの優勝を受けて盛り上がりを見せているが、
バトンの母国、イギリスの盛り上がりはさらに激しいようだ。
モータースポーツ専門誌では、
ジャッキー・スチュワート,ナイジェル・マンセル,デーモン・ヒルといった
イギリスが輩出したワールドチャンピオンたちのコメントが誌面を彩っているようだ。
そして、そんなあおりを受けてか、
早くも来年のイギリスGPのチケット販売に関する問い合わせが殺到しているという。
(チケット自体は9月4日からの販売予定らしいのだが。)
シルバーストンによると、
電話回線がパンク寸前にまでなり、スタッフ数を増加せざるを得なかったらしい。
サーキットのマネージングディレクターであるリチャード・フィリップスも
「正直に言うならば、ジェンソンの優勝に対するファンのこのようなリアクションは、予想だにしていなかったよ」
と、予想外の出来事にうれしい悲鳴のようだ。
一方で、過熱気味の国民に冷静になるよう訴える人物もいる。
70年代から80年代にかけ、
ブラバムやマクラーレンといったイギリスチームでF1をドライブし、
グランプリ5勝という経歴を持つイギリス人のジョン・ワトソンだ。
「優勝したジェンソンが試されるのは、むしろこれからだよ」
バトンにとって115戦目からの新たな戦いで真価を問われそうだ。