前戦ドイツGPで物議を醸し出したマスダンパーの合法性。
ホッケンハイムでは使用可否の意見が入り乱れ、
結局、ルノーを始めとした同デバイス使用チームは取り外してのレースを余儀なくされた。
そして、先日の報道でFIAのチャーリー・ホワイティングのコメントから、
マスダンパーは合法と判断された旨をお伝えした。
しかし、ブタペストに入って、またもや状況が変化したようだ。(何度目だっ!)
ことの発端は、トロ・ロッソ。
8月4日(金)、パドック内ではマスダンパーを装着したトロ・ロッソのマシンが
車検に通らなかったという報道が流れたという。
ピッチングを抑える動作をするこのデバイスが、
空力に影響を及ぼす作動パーツを禁止するレギュレーションに抵触すると判断されたためだ。
蛇足ながら、1990年代初頭に一世を風靡したアクティブ・サスペンションも
車体を路面と平行に保つ作用をすることから上記レギュレーションに抵触すると判断された。
シャシーを強制的に水平に保つ作用をするという点で同様という解釈なのだろう。
また、上記トロ・ロッソの報道を受けてか、
ルノーはホワイティングから事態の沈静化を求める文書を受け取ったという。
同チームはレース前のプレスリリースでブタペストでのマスダンパー装着を明言していたが、
結局、これらの状況を踏まえ、再び取り外すことを決定したという。
こう解釈がころころ変わるようでは、チーム側としてはレースに対する準備や開発など
とてもできるような状況ではないだろう。
シーズンも佳境に入る中、
ルールの不確実性がチャンピオンシップに影響しないように願うばかりである。
なお、国際最高裁判所による最終的な裁定が8月23日(水)に下されるとのことである。