2006年スーパーアグリからF1デビューを果たしながら、
わずか4戦のみの参戦でスーパーライセンスの剥奪により
シートを失うことを余儀なくされた井出有治。
その後、今シーズンの活動の場を得るべく各方面と水面下で交渉中だったようだが、
このほど、スーパーアグリのプレスリリースにより、
フォーミュラ・ニッポンへの参戦が決定したとの発表があった。
今週末行われる第4戦以降、DoCoMo DANDELIONからの参戦となる。
(ちなみに、KONDO RACINGの山本左近の代役、荒聖治も同じ時期からの参戦となる。)
シーズン途中からのエントリー交渉となり、苦労したであろうことは伺える。
ただ、残念なのはGP2を始め、ヨーロッパでのレース参戦も視野に入れていた結果として、
国内フォーミュラへの復帰というのは妥協した結果と考えざるを得ないということだ。
F1への返り咲きを明言する井出だけに、
ヨーロッパのサーキットと文化を知らない不利とその知識の必要性は
肌で感じたであろうと思うからだ。
(実際にヨーロッパを走ったのはイモラだけだが...)
しかし、まずは浪人から就職先が決まったのは良いことだと思う。
今年は国内で精一杯の走りをして、来年の海外レース参戦への布石とするのが、
最も現実的なプランだろう。
現在、ランキングトップのブノワ・トレルイエ(古巣インパル)が15ポイントであることから、
運が良ければ、残り6戦でチャンピオンになることも夢ではない。
(そんなに、甘くはないだろうが...)
とりあえず、井出にはそれくらい前向きに、アグレッシブに突き進んで欲しい。