わずか6台のみでのレース実施から1年経ち、
2006年のアメリカGPは無事22台がスターティンググリッドについて行われた。
残念ながら、オープニングラップの1コーナーで7台にも及ぶ多重クラッシュが発生し、
終わってみれば、完走わずか9台というレースであった。
昨年のイメージを払拭するべく行われたレースは果たしてアメリカ人に受け入れられたのか。
結論から言えば、満足はしたのだろうと思う。
よく、今年の評価の声として、約13万人も人が詰め掛けたといった
アメリカのファンはあきらめずに多数来場してくれたという話が聞こえてくる。
しかし、これは正確ではない。
なぜなら、ミシュランが昨年の責任を取り、配ったチケットもこの内数に含まれるからだ。
(それでも、来てくれるのは期待があったからだろうが。)
では、なぜ、満足したと思えるか。
それは、レースの内容である。
今年は完走9台であるが、
6台が同一ラップ、3台が1ラップ遅れというまとまったフィニッシュだった。
また、トップ5台のうち4台がコンストラクターズとドライバーズチャンピオンシップを争う
フェラーリ勢とルノー勢だ。
昨年は、フェラーリとジョーダンとミナルディ。
申し訳ないが、仮に6台でも力が均衡していれば面白いレースは見せられると思う。
昨年のレースにはバトルの要素は(1回を除いては)なかった。
今年は、上位6台だけでもバトルを含んだ面白いレースを展開した。
その違いだと思う。
これは、逆も言えて、
22台参加でもつまらないレースを繰り返せばF1存亡の危機に陥るということだ。
FIAには肝に銘じておいて欲しい。