FIA会長、マックス・モズレーが言い出したエンジン・ホモロゲーション案。
そのアイデアの裏側には、コスト削減と共に、別の大きなアイデアが潜んでいた。
それは、エンジン開発凍結期間中に別の高効率エンジンの開発をせよ、ということらしい。
この高効率エンジンとは何かを言うと、回生ブレーキを目指しているようだ。
通常のクルマはブレーキにより制動エネルギーを熱に変え、
その熱は冷却システムを通して大気中に放出されるのみである。
しかし、プリウスなどのハイブリッドカーにおいては、
このエネルギーを電力に変えて、バッテリに蓄積している。
この様な、通常捨てられるだけのエネルギーを回生するデバイスの研究を求めているようだ。
モズレーは次のようなことを考えているらしい。
「各マシンに20Kgを超えない装置を取り付け、ブレーキをかけたときのエネルギーを貯蔵し、再加速のときにそのエネルギーを使えるようにする。20Kgの装置に使われるテクノロジーは完全に自由であり、ハイドロリックにするかイナーシャにするか、電気系システムにするか、それ以外のテクノロジーを使うかは自由に選べる。」
そして、このデバイスで蓄積したエネルギーを
オーバーテイク時に使用可能にすることを考えているらしい。
現在の試算によると、
「オーバーテイクで60bhpのエネルギーを余計に使うことが可能」
のようだ。
今回のアイデアが各チーム,各メーカーでどのように話し合われるかは分からないが、
個人的には興味が半分と、「それがF1で必要か?」という思いが半分である。
まずは、今後の成り行きを見守りたい。