先日行われたモナコGP予選において、
ラスカスでマシンを止めてしまい結果としてアロンソをはじめとした
アタックラップ中だったマシンを妨害する格好となったミハエル。
この行為に対して、スチュワードは故意にマシンを止めたとし、
ミハエルは予選タイムを剥奪され、ピットスタートを余儀なくされた。
今回の裁定には、異例の8時間もの時間が費やされたようだが、
果たして、全タイム剥奪という裁定は妥当なものだったのだろうか?
アタックラップを妨害されたアロンソはこの問題に対して心中穏やかではないようだ。
「彼の行動はまったく理解できないよ。木曜日のドライバーミーティングで、フェアな戦いをしようと確認し合ったばかりだったんだ」
というその言葉は、明らかに故意による行動であると考えているようで、
「ミハエルはもっと重いペナルティを科されるべきだったと思う」
と、予選タイムの剥奪だけでは生ぬるいと強硬的な考えを持っているようだ。
だが、実際にスチュワードが下した決定とは裏腹に、
ミハエルが故意であったとする明確な証拠が存在していないものまた事実である。
ジャン・トッドは言う。
「私は、今回は“疑わしきは罰せず”のケースだったと思う」
また、FIA会長のマックス・モズレーは中立の立場を取り、
F1の最高権威であるバーニー・エクレストンも
「有罪」とする意見をすべて受け入れているわけではないようだ。
あまり参考にはならないが、ドイツの視聴者アンケートによると、今回の裁定に関して、
「75パーセントが決定に不服であると言い、25パーセントが賛成だと言った」
と伝えられている。
結局のところ、どの意見が正しいかを判断できる状況ではないようだ。
ただ一つ明らかに言えるのは、
今回の裁定により、ファステスト・ラップを出しながらも5位に止まったミハエルのリザルトが
今年のチャンピオンシップに大きな影響を及ぼしたことは事実だろう。