波乱含みながらも順当な勝者を生み出したオーストラリアGPの行われた週末、
F1では今後に向けての大きな動きがあった。
4月1日(土)にFIAが発表したところによると、
3月31日(金)で締め切られた2008年のF1世界選手権へのエントリーにおいて
22チームが申請を済ませたという。
これには、既存の11チームすべてが含まれる。
新規11チームは大きく2グループに分かれている。
一つは、以前F1のチーム代表として関わっていたものの返り咲きだ。
これは、先日自らエントリを公表した、元ミナルディ代表のポール・ストッダート、
昨年自身のチームをミッドランドに売却したエディ・ジョーダン、
元BAR代表でプロドライブ社長のデイビッド・リチャーズ、
BAR設立者のクレイグ・ポラックらが確実視されている。
二つ目は、GP2参戦中のチームの昇格だ。
日系企業のディレクシブを始め、
ART、BCN、レーシング・エンジニアリングなどが有力視されている。
特に、ディレクシブはマクラーレンとも関係があり、
同チームの旧ファクトリーを使用し、メルセデスエンジンを搭載するとも言われており、
チーム代表にジャン・アレジを起用するとも見られている有力チームだ。
このように参加希望者多数となった現状において、バーニー・エクレストンは
「実際に認められるのは12チームになるだろう」
と、現状からわずか1チームのみの増加に留まることを示唆した。
(現在のコンコルド協定では参加可能チームは最大12チーム。)
しかし、それでは、
結局は大きな体制を持つ(カネのある)チームが得をするようになるのではと心配してしまう。
12チームの選考基準は分からないが、
おそらく既存11チームプラス長く撤退の可能性が少ないチームを採用すると考えるからだ。
これで、本当にコストを低減して、プライベータが参加しやすく出来たといえるのだろうか。
そんな中、ロン・デニスは、
「新たにエントリー申請した11チームのなかで、どのチームの参加を許可するかよりも、80年代後半のようにプレクオリファイを行うべきだ」
と、あらかじめFIAの裁量でふるいにかけることを疑問視しているようだ。
この亜久里も恐れる(?)予備予選方式(1988年に16戦全戦予備予選落ち)に
どこまでの賛同が得られるかは分からないが、一考の余地はあるのではないだろうか。
少なくとも、FIAに一方的に切り捨てられるよりは、
申請チームにとっては納得が行くのではなかろうか。