デビューレースとなる開幕戦バーレーンGPを終えたスクーデリア・トロ・ロッソ。
レッドブルがミナルディを買収し成立したジュニアチームであるが、
この際にV10エンジンを使用する権利も同時に買い取ったため様々な議論が起こっている。
そして、彼らのデビュー戦はそのV10パワーのなせる業か
11位にリウッツィ、13位にスピードと力強い結果を得られたようだ。
11位のリウッツィに関して言えば、
ワークスチームのルノー,ホンダ,トヨタ×2,BMWザウバー×2を食う(リタイヤ含む)
文句のつけようもないリザルトを得ている。
さらに、各車のレース中のベストタイムを見ると、
スピードが9位、リウッツィが12位とここでもすばらしい結果を残している。
しかも、このスピードの9位はクリエンの10位,クルサードの11位という
フェラーリV8エンジンを搭載した本家レッドブル勢2台をも上回る結果である。
そもそも、V10エンジンの使用に関しては、
その回転数を制限することで他のV8勢とイコールコンディションを作ろうとしてきた。
しかし、この制限の決め方を巡って、
シーズン前からFIAとチーム側でもめてきたのも事実である。
そして、先の開幕戦の結果を受けて、制限が甘すぎるのではないかとの声が上がっている。
これに対し、FIAのモズレー会長は、
「トロ・ロッソのマシンの出力は720馬力くらいだろう。一方、新しいV8勢は最高760馬力くらい出ているはず」「FIAはV10エンジンに、さらなる規制を設けることができるが、今、その必要はないと思っている」
と語っている。
だが、資金難に苦しむチームの救済措置で設けた特例に対して、
決して他のチームと比べて資金的に劣っていると言えないトロ・ロッソが
現状のリザルトを残し続けるようであれば、
その運用方法の見直しがなされるのは必至であろう。