いよいよ各チームの冬のテストも本格始動した。
今回のヘレステストは2週間の間に9チームが参加する大規模なものとなった。
また、12月11日にはブリヂストンユーザ、12月18日にはミシュランユーザがそれぞれ占有してウェットタイヤでのテストを実施する予定である。
そこで、来年の勢力図を左右する一つの要素であるタイヤについて整理してみたい。
来季のミシュラン,ブリヂストン陣営はそれぞれ下記の通りである。
ミシュラン:ルノー,マクラーレン,ホンダ,レッドブル,BMWザウバー,トロ・ロッソ
ブリヂストン:フェラーリ,トヨタ,ウィリアムズ,ミッドランド(,スーパーアグリ)
当初同チーム数の予定であった(当然、スーパーアグリはカウント外)が、トロ・ロッソが寝返ったため数的には今年同様ミシュラン優勢となった。
ここで各チームの今年のチャンピオンシップポイントの合計から勢力分析すると次のようになる。
ミシュラン:472 対 ブリヂストン:266
これだけ見ると2006年もミシュランが圧倒的に優勢のように見える。
しかし、ブリヂストン巻き返しのポイントが2つある。
1つは、よく言われるレース中のタイヤ交換復活である。
今年のレギュレーション変更でミシュランが大きな差をブリヂストンにつけたことを考えれば、以前の(言い換えればブリヂストンが良かった頃の)レギュレーションに戻ることはミシュランの長所を削り、ブリヂストンの短所を無くす結果となろう。
そして、もう一つは来季のマシン自体への大幅なレギュレーション変更である。
大幅な変更が伴うときは大きなチーム、すなわちテスト量の豊富なチームが有利といわれる。
そして、ブリヂストン陣営には保有予算の2大巨頭トヨタとフェラーリが存在する。
彼らのテスト量に伴い巻き返しも可能と考えられる。(特に、フェラーリはテスト制限さえ無視だ。)
と、勝手に考えてみたが、
実際のところは来年バーレーンに行ってみないと分からないのも確か。
せめて今後の予兆をテストから感じ取ってみたいと思う。