ワールドチャンピオンを獲得したアロンソ、そして敗れたライコネン。
しかし、彼らを中心とした今年のチャンピオンシップはスポーツマンシップにあふれた戦いであった。
ブラジルGP後の記者会見で戦いを終えた両ドライバーはお互いを尊敬し、称えあった。
やはり最大のライバルは最大の理解者ということか。クリーンな戦いを続けてきたからこその行動であろう。
また、チャンピオン決定後のルノーのガレージにはマクラーレンのクルーが祝福に駆けつけ、ルノーのクルーと握手を交わしたとのことだ。
近年のF1はビジネスの面が強調され、スポーツとしての根本を見失いつつあるようにさえ感じてしまう。
しかし、このようなスポーツマンシップにあふれる行動は、このスポーツがまだスポーツとしてあり続けている証拠ではないだろうか。(少なくとも実際にチャンピオンシップを戦う、現場のスタッフとしては。)
最後に、メディアの取材から一向に離れられない新チャンピオンを救ったのは、昨年までのチャンピオンだったようだ。彼がアロンソの祝福に駆けつけることで、その場が中断されたのだ。
その彼が90年代中盤にチャンピオンを獲得した際は、ぶつけてチャンピオンになったイメージが強く、今回のよう な互いを称えあう行動はなかったように思う。
(デーモン・ヒルとはそんな光景、想像もできない。)
10年一昔。ダーティなイメージが払拭できてよかったといえるか。