帝光中学校バスケットボール部。
部員数は100を超え全中3連覇を誇る超強豪校。その輝かしい歴史の中でも特に「最強」と呼ばれ、無敗を誇った10年に1人の天才が5人同時にいた世代は「キセキの世代」と呼ばれている。
が、「キセキの世代」には奇妙な噂があった。誰も知らない、試合記録も無い、にもかかわらず、天才5人が一目置いていた選手がもう1人、「幻の6人目」がいたと。
本編
誠凛バスケ部入部(1巻/テレビアニメ1Q)
創設2年目の誠凛高校バスケットボール部は全国制覇を目標に掲げていた。
この部は去年、主将の日向順平、司令塔の伊月俊ら選手はもちろん、監督の相田リコも含め全員が1年生だったが、IH(インターハイ)都予選決勝リーグにまで出場していた。
そこに「キセキの世代」の「幻の6人目(シックスマン)」黒子テツヤとアメリカ帰りの大型新人火神大我が入部する。
実力が一目瞭然の火神とは対照的に、身体能力で劣る黒子は普段から存在に気付かないほど影の薄い選手だった。
しかし、黒子は練習試合を通じて視線誘導の能力を存分に発揮し、存在感のなさを逆手に取った見えないパス回しでチームメイトを圧倒する。
やがて2人は黒子を影、火神を光とするプレイスタイルを確立していく。
そして共にキセキの世代を倒し、日本一になることを約束する。
練習試合 誠凛-海常戦(1-2巻/テレビアニメ2Q-5Q)
キセキの世代・黄瀬涼太擁する海常高校との練習試合が決まった。
当初誠凛はただの調整役扱いだったが、火神がリングをダンクで壊したのを契機に黄瀬が出場して本格的な試合となる。
見た技を瞬時にコピーし自分のものにする黄瀬は、火神が挑むたびに同じ技で反撃。
火神は黒子と連携プレイで対抗するが、元々40分フルには視線誘導を維持できない黒子は負傷したこともあり一時退場。
黒子は第3Q終盤から再出場し再び激しく点を取り合う。
最後は試合終了と同時に火神がダンクを決め、誠凛が勝利する。
インターハイ東京都予選(2-6巻/テレビアニメ6Q-18Q)
誠凛バスケ部はIH東京都予選に出場し、トーナメントを勝ち進んでいく。
誠凛-正邦戦(3巻/テレビアニメ8Q-10Q)
IH予選準決勝の相手は、古武術の動きをバスケに取り入れ、去年誠凛を破った強豪校 正邦高校。
前半はギリギリの試合展開だったが、誠凛は秀徳戦に備えるために黒子と火神を下げる。
後半からは2年生メンバーが活躍し、古武術の独特のクセへの対応が追いつき、雪辱を果たす。
誠凛-秀徳戦(3-5巻/テレビアニメ10Q-13Q)
IH予選決勝の相手はキセキの世代No.1シューター緑間真太郎を擁する秀徳高校。
誠凛はコートのどこからでも正確にシュートを撃てる緑間と、黒子の視線誘導が効かない高尾に苦戦する。
火神は跳躍力による活躍をみせるが、独善的なプレイに走りかけて黒子に諌められる。
黒子は加速するパスを導入して高尾に対抗。最後は2人がかりで緑間のシュートを阻止し、勝利。
予選決勝リーグへと駒を進める。
誠凛-桐皇戦(5-6巻/テレビアニメ15Q-18Q)
IH予選決勝リーグ初戦では、キセキの世代のエース青峰大輝を擁する桐皇学園高校と対戦。
しかし、変幻自在のプレイを見せる青峰の圧倒的な強さの前に誠凛は手も足も出ず、ダブルスコアで惨敗する。
その精神的なダメージに加え、この試合で足を痛めた火神が欠場を余儀なくされたこともあり、誠凛はその後の全試合に敗北する。
合宿・IH桐皇-海常戦(7-9巻/テレビアニメ19Q-25Q)
IH出場を逃した誠凛。
黒子は自分の限界を感じ誠凛のスターターを外れようとするが、火神が自分を信じてくれていることを知り立ち直り、ウィンターカップまでにもっと強くなることを誓いあう。
そこに膝の治療のための入院から復帰した無冠の五将の1人木吉鉄平を加え、夏休みの強化合宿を行う。
偶然合宿場所が同じだった秀徳との合同練習などを通じて、各部員が確実に成長していく。
そして合宿最終日、近くで行われていた桐皇と海常のIH準々決勝試合を観戦。
激闘の末に桐皇が勝利するが、この試合で青峰は肘を痛め、IH準決勝・決勝を欠場させられる。
IHの結果は3位・陽泉、準優勝・桐皇、そして優勝は洛山であった。
ウィンターカップ予選(10-12巻/テレビアニメ28Q-36Q)
誠凛はIHと並ぶ高校バスケ大会WC(ウィンターカップ)の東京都予選を勝ち抜き、予選決勝リーグに進出。初戦の泉真館高校に快勝する。
誠凛-秀徳戦(10-11巻/テレビアニメ29Q-32Q)
WC予選決勝リーグ2戦目の相手は秀徳高校。IH予選の時とは違い、勝利に飢えた緑間が的確なパスを出すようになり、試合は激しい点の取り合いとなる。
秀徳のリードが広がっていく中、第3Qから黒子の新技「消えるドライブ」が炸裂し、誠凛が一気に追い上げる。
勝負は木吉によるフリースロー2本に託されたが、膝の痛みが再発していたせいで最後の1本が外れ、引き分けとなる。
誠凛-霧崎第一戦(12巻/テレビアニメ34Q-36Q)
WC予選決勝リーグ最終戦は因縁の相手、無冠の五将の1人花宮真が率いる霧崎第一高校との対戦。
去年、花宮たちが行った反則行為が木吉の膝の負傷の直接的な原因であった。
今回も悪質なラフプレイが続き、木吉が身を挺してチームを庇うも、限界を迎えてベンチに引き下げられる。
花宮たちのやり方に激怒した黒子は渾身のパスを打ち出し、火神がそれをゴールに叩き込む。
そして誠凛は勝利し、WC本戦出場権を獲得する。
ウィンターカップ(13-30巻/テレビアニメ37Q-75Q)
合宿・誠凛-桐皇戦(13-16巻/テレビアニメ37Q-43Q)
WC初出場を果たした誠凛は、リコの勧めで温泉旅館に一泊する。
そこで、同じ旅館に来ていた桐皇にWC初戦で対戦することを聞かされる。
次の日、リコの父親相田景虎が臨時コーチに付き、部員全員が試合に向けての調整を行う。
火神はバスケの師匠アレックスの下で修行をするために一時渡米する。
そして迎えた試合は序盤から壮絶な点の取り合いとなる。黒子の消えるドライブや新技「加速するパス・廻」は青峰に攻略されてしまい、視線誘導も切れた黒子は最後の大技「ミスディレクション・オーバーフロー」を発動し桐皇を翻弄する。
そして、「野生」を身に着けた火神とやり合うことで遂に本気になった青峰は「ゾーン」に入り、後を追うようにゾーンに入った火神との究極の一騎討ちになる。
誠凛は残り5秒で1点差まで追いつくが、誠凛最後のフリースローのリバウンドに競り勝ったのは青峰だった。
だがそれを読んでいた黒子から火神にパスが通り、試合終了と同時に火神のダンクが決まって誠凛が勝利する。
誠凛-陽泉戦(17-19巻/テレビアニメ45Q-50Q)
WC準々決勝第2試合の相手は、キセキの世代のセンター紫原敦と火神の兄貴分氷室辰也を擁する陽泉高校。
第1Qで誠凛は陽泉の絶対的なDFの前に無得点に終わるが、黒子の新技「幻影のシュート」を契機に息を吹き返し、徐々に得点を重ねていく。
これに業を煮やした紫原は自らOFに参加し「破壊の鉄鎚」で誠凛を圧倒するも、ゾーン状態の火神には敵わず、試合を放棄。氷室の渾身の説得で再度コートに戻った紫原は最終的にゾーンに入るが、連続跳躍により脚力を使い果たし自滅、誠凛が勝利する。
海常-福田総合学園戦(19-20巻/テレビアニメ51Q-53Q)
陽泉戦後、火神は黒子に諭されて、氷室の元に向かう。
その時に彼とアレックスが灰崎祥吾に絡まれているのを目撃する。灰崎は元帝光中バスケ部のレギュラーで、黄瀬は彼に1度も勝ったことがなかった。
WC準々決勝第4試合は海常対福田総合学園。
序盤は互角の試合だったが、海常は灰崎の見た技術を次々に奪う能力により追い詰められる。
だが、灰崎は黒子から激励を受けた黄瀬の新技「完全無欠の模倣」を止めることができず、海常が逆転勝利を収める。
秀徳-洛山戦(20-21巻/テレビアニメ54Q-56Q)
WC準決勝第1試合は秀徳と、キセキの世代の主将赤司征十郎が率いる洛山高校の対戦。
前半は互角だったが、後半から赤司が「天帝の眼」を発動、洛山の一方的な試合展開となる。
緑間は腕を構えジャンプした状態で高尾のパスを受け、そのままシュートを放つ「空中装填式3Pシュート」で一気に点差を縮めるが、これも赤司に見切られ洛山が勝利。
だが試合を観戦していた氷室は、洛山はまだ全力を出していなかったという印象を持つ。
誠凛-海常戦(21-23巻/テレビアニメ57Q-62Q)
WC準決勝第2試合で、誠凛は練習試合での雪辱を果たそうとする海常と対戦。
序盤から誠凛は黄瀬の「完全無欠の模倣」に苦しめられる。
だが黄瀬はハードな練習で故障した足の痛みが再発し、一旦ベンチに下げられる。
戦力の落ちた海常は奮闘するも、誠凛の攻撃を抑えきれず、点差を広げられていく。
終盤に復帰した黄瀬は、再び完全無欠の模倣を発動させ誠凛を追い詰めるが、試合終了と同時に黒子のシュートが決まり、1点差で誠凛が勝利する。
誠凛-洛山戦(26-30巻/テレビアニメ67Q-75Q)
WC決勝は洛山との対戦。
赤司と無冠の五将の実渕玲央・葉山小太郎・根武谷永吉を相手に序盤は一進一退の攻防が続くが、黒子の特性「影の薄さ」が消失したため、視線誘導も効果を失い過酷な総力戦となる。
しかも洛山の黛千尋が黒子と同じ「影の薄さ」を備えた視線誘導の使い手で、かつ身体能力は黒子以上という新型の「幻の6人目」だと分かる。
しかし、黒子は黛をあえて目立つように仕向けて影の薄さを「上書き」し、自身の影の薄さを取り戻して、第2Q終了時で25点差というビハインドを徐々に縮めていく。
そして第4Q、赤司がゾーンに入るが火神と黒子の疑似的「天帝の眼」がそれを上回り、追詰められた赤司はついに本来の人格に戻って、味方全員の能力をほぼゾーン同然にする新能力を発動。
しかし会場中の声援を受けた火神が誠凛の仲間と共に「直結連動型ゾーン」の扉を開き反撃。
その後の鍔迫り合いの隙を突いて、赤司がシュートを決めるも、黒子の火神への横パスからの3P、伊月の冷静なボール奪取、日向の実渕の「地」のシュートの模倣、木吉のリバウンドのもぎ取りが成功し、最後は黒子のアシストで火神がダンクを決めて1点差で勝利し、誠凛がWC初優勝を手にした。
回想編
誠凛編(11巻、95-99Q/テレビアニメ32Q-33Q)
かつて、日向・伊月・リコは同じ中学で共にバスケに打ち込んでいたが、全大会で1回戦敗退を喫していた。
それゆえ、それまで練習を1度も休んだことがなかった日向は誠凛高校入学と同時にバスケを辞めて不良化する。
「無冠の五将」の1人、木吉の呼びかけで誠凛バスケ部が創設され伊月・水戸部・小金井、そして木吉に説得された日向も加わった。
そして朝礼の時、屋上から全校生徒に向けて「日本一を目指す」ことを宣言し、日向の決意を知ったリコも監督として部に入る。
日向を主将として練習に励み、しばらくして初心者の土田が加入。
6人しか選手がおらず、しかも全員1年生だったが、日向と木吉の活躍により決勝リーグまでコマを進める。
しかし、IH予選決勝で「無冠の五将」の1人、花宮を擁する霧崎第一高校の反則行為によって木吉が負傷し、長期にわたり戦線を離脱する。
要を欠いた誠凛は都予選決勝リーグで三大王者相手にトリプルスコアで全敗。IH出場は叶わなかった。
その後、日向は負傷した木吉を奮い立たせ、来年日本一になることを共に誓った。
帝光編(23-25巻/テレビアニメ63Q-66Q)
黒子は小学校5年生頃に、テレビの試合に触発されてバスケを始める。
後に他校の少年で黒子よりバスケが上手かった荻原シゲヒロと共に練習をするようになる。
そして、彼の転校が決まった時、いつか全国中学の試合で戦うことを誓う。
バスケの強豪校である帝光中学校に入学するも、バスケ部の同学年は赤司・青峰・緑間・紫原・灰崎と、すぐに一軍で活躍していた強者ぞろいで、黒子は長く三軍に止まり挫折しかける。
しかし、赤司に「影が薄い」という才能を見出され、視線誘導の技術をバスケに取り入れることで、一軍に昇格。青峰を相棒(光)として異質な才能を開花させた。
2年の春、黄瀬がバスケ部へ入部。
灰崎が退部したため、レギュラーに繰り上がる。だが、青峰はその非凡の才能が開花し、周囲との実力差が開きすぎたことに絶望し、やさぐれて練習をサボるようになる。
この年の夏、帝光は苦戦しながらも全中連覇を果たす。この年、荻原のチームは敗退していたために約束は叶わなかった。
全中連覇後、監督・白金耕造が病床に伏す。その後、理事長は「キセキの世代」を特別扱いするようになる。
それと同時に緑間・黄瀬・紫原・赤司の才能も開花、さらに赤司は別人のように豹変する。
やがて青峰に加え紫原も練習をサボリがちになり、相手チームへの誠意を失う。
黒子は彼らのプレイスタイルに失望するも、それを止めることはできずにいた。
3年生になった黒子は日本のバスケに失望していた火神や創設して間もない誠凜高校バスケットボール部と邂逅する。
さらに後者のチームプレーを意識した試合を願望の眼差しで見つめる。
全中では準決勝で黒子が負傷する。
決勝を控えた荻原は黒子を見舞いに行くが、赤司と対面した際に価値観の相違が露呈してしまう。
決勝戦は帝光による遊び感覚でのプレイに荻原は絶望し、黒子もバスケから離れてしまう。
しかし、黒子は荻原の「黒子ならきっとキセキの世代を変えられる」という伝言を聞き、バスケを続ける覚悟を決める。
そして黒子はバスケ部の試合を見て憧れた誠凛高校に進学する。
続編
EXTRA GAME(EX前後編/劇場版『LAST GAME』)
誠凛がWCで初優勝してから翌年、アメリカで圧倒的な人気と実力を誇る若手ストリートバスケットボールチーム「Jabberwock」が日本へとやって来る。
だが、Jabberwockはエキシビションマッチでチーム「Strky」をボロカスに下し、さらにチームのリーダーであるナッシュ・ゴールド・Jrは日本人に対し人種差別的な発言をする。
これに怒りを燃やした相田景虎はリベンジマッチを宣言。
その後、Jabbarwockを倒すために黒子達が集まり、「キセキの世代」を中心とした特別チーム「VORPAL SWORDS」が結成される。


