座右の銘集~心に残った言葉-13
「負けてたまるかと静かに自分に言いなさい」
元全日本男子バレー監督で、
ミュンヘンオリンピックで日本男子を金メダルに導いた
松平監督がお母様から授かった言葉だそうです。
松平監督(日本バレーボール協会名誉会長)は
残念ながら、昨年12月31日に81歳でこの世を去りました。
松平さんのお母さんは、
16歳で細菌に感染して一夜にして両目を失明。
松平さんが生まれたのが昭和5年
その前年の昭和4年に世界大恐慌がおこった。
餓死者が出るほどの困窮の中で、
なんとしても生きていかねばという気概から、
一念発起して会社を設立。
とても強い女性です。
そのお母さんが、
何度も何度も口にした言葉が、
「負けてたまるかと静かに自分に言いなさい」
この言葉が、
「世界一を目指す私にとって一番大切な言葉であり教えとなりました」
と述べられています。
最後には、
「バレーボール一筋に人生を終えられて非常に幸せでした。
思い残すことは何もない人生でした」
と言い、この世を去ったそうです。
人生の幕引きは、この様な境地にいたいと思います。