プライスゾーン | 長井 伸樹の日記「伸びる樹木が如く」

長井 伸樹の日記「伸びる樹木が如く」

『グっとくる.コニュニケーションを!』
周年記念事業プロデューサー 長井 伸樹の個人ブログ!

プライスゾーン


価格についての考え方です。

激しい価格競争が起こっている「牛丼屋さん」の事例。


吉野屋~定価380円=300円プライスゾーン・・・09年12月前年比77.7%
なか卯~定価280円=200円プライスゾーン・・・09年売上前年比119.4%

と、明暗が分かれています。


値決めは、お客様の「プライスゾーン」をしっかり認識するのが重要です。


例えば、
1,200円のTシャツを、販促の目玉として値下げして販売の場合。

A店は、1,200円のTシャツを980円で販売。

ところが、これでは「プライスゾーン」は実は1,000円のままなので、
顧客からみると価格が変動していることにはなりません。


B店は、1,200円のTシャツを、780円で販売しました。

これは、「プライス500円ゾーン」にはいります。
顧客にとっては「プライスゾーン」が大きく下がったことになります。


別に値引き販売を推奨しているわけではございません。

ただ、仮にお値引きをする場合は、「プライスゾーン」を認識して値付けする
のが正しい戦略です。


理想的な考え方としては、

・単なる値引き~粗利益の減少~Bad

・工夫による低価格化の実現~粗利益の確保~Good

・心や情緒に訴える~高付加価値、興収益の実現~Very Good!

となります。

もちろん2つ目、3つ目でありたいですね・・