われ広告の鬼とならん
こう言ったのは、「広告の鬼」として知られる
電通四代目社長吉田秀雄さんです。
電通鬼十則はとても有名な社訓です。
今日はその「鬼」とは、どのような意味をいうか?
因みに電通は、世界の広告会社ランキングで5位に入り、
単独ブランドエージェンシーとしては、世界一の広告代理店です。
いろいろな産業がある中で、日本企業が何年間も連続して世界ナン
ンバーワンを維持している業種は少ないとおもいます。
電通創立51周年記念(昭和26年)の挨拶で吉田社長は、
「広告屋は勝手口から、という時代が続いた。
そうした社会的な侮辱と軽視の中にあって、広告ならびに広告活動の
地位向上のための努力を続けながら・・・(中略)先輩諸氏のご苦労は、
諸君の想像を絶するものがあった」
そして、その後に続けたのが「鬼となれ」という言葉。
今日の電通人に望むところは・・
「個人としては仕事の鬼となれ、
職業人としては広告の鬼となれ、
ということである。
仕事の鬼となるということは、
仕事以外眼中何ものもない。
広告の鬼となれということは、
広告のためには、それ以外何ものでもないということであり、
仕事のためにはすべてを喰い殺せ、
広告のためには何ものをも犠牲となし、
踏み台にせよということである」
まさに鬼以上の鬼です・・・