「シェア理論」
売上のベーシックな方程式は
売上=客数×客単価
ですが、
売上=商圏内需要額×シェア
という式でも表せます。
この「商圏内需要額」を算出するのに重要なのが
マーケットサイズ(MS)になります。
MS=国民1人あたりの年間消費支出金額
の事です。
MSの有効性として、
・商圏内需要額(市場規模)の総額を把握できる
・自社の売り上げと比較して、販売シェアを把握できる
・商圏内の売上プラスアルファの可能性を検証できる
などが上げられます。
私達の業界での一例です。
例えば「ポスティング」という手法があります。
チラシを各家庭のポストに直接お届けする手法ですが、
ポスティングのMSは1,200円です。
人口20万人の商圏だと、1,200円×20万人=2億4千万円の市場規模です。
仮に自社のポスティング売上が、1億2千万だとするとシェア50% と算出できます。
シェアとは、商圏内において自社の売上高が商圏内需要額に占める
占有率となります。
因みに地域一番店のシェアは、19~31%と言われています。
シェア50%を超えると独占的シェアとなります。
MSの一例を紹介しますと、
・電動歯ブラシ 100円
・ビール 6,066円
・乾電池 2,110円
・ノートパソコン8,300円
年間の国民一人あたりの消費額です。
これに自社の商圏人口を掛けることで市場規模を把握できます。
ぜひ試してみてください。