ちょうどテレビで水草の話が出ていて、昔のことを思い出したからそれだけ。


小さい頃。多分小学校前の誕生日で他県に家族で出かけていた時に、

水草が広がってるのを私が普通の緑だと勘違いしたみたいで「お花」と言って駆け出したらしい。


その直後に水に落ちる音。

母親がその音に気付いて振り返ると、湖にきょとんとした顔で落ちていく私と目が合ったらしい。

駆け寄っても日が暮れかけてたのと水草でびっしりで見えなくて、手を突っ込んで探ったら服に触って必死に引き上げたらしい。


引き上げられた私は最初何が起きたかわからないように呆然としてたらしい。

そのまま泊まる予定だった旅館に行き、水草がついたままお風呂に直行。

引き上げられた時に湖のへり?に内腿を削って傷ができてたけど泣かなかったらしい。


お風呂からあがったら誕生日で親に買ってもらったおもちゃに夢中だったらしい。

湖に落ちる時のことはほぼ覚えてないけど、旅館の浴衣を着て薬を塗ってひりひり痛む足を伸ばして壁にもたれながらおもちゃで遊んでたのは覚えてる。



父親は私が湖に落ちるところを車の中から見つつも出てこず、母親が引き上げて車に戻ったら笑ってたらしい。

冬で寒く呆然としたまま濡れてる私に上着を貸してと母親が父親に言ったら、「え、俺が寒いじゃん」と言い放ったらしい。


こういう無関心なところはとても私の父親らしいなと思ったけど、駄目だよな。言っちゃ。