※お役職等は掲載当時のままとなっています。
2012年8月
学校法人小松原学園・小松原高等学校
校長 加藤正芳先生
【プロフィール】
平成22年度まで36年間埼玉県立高校9校に奉職。その間、県立高校再編整備計画に関わり、2校を再編統合し新たに新校(上尾鷹の台高校)を立ち上げるなどの学校改革に携わる。平成23年度より現職。
「小松原高校 学校改革まっただ中!!」
1 小松原高等学校の概要
本校は昭和34年埼玉県内私立初の男子校として県都浦和に開設され、今年度で53年目を迎える。初代校長小松原賢誉先生の「学校教育とは、子どもたちが社会に出たとき、自らの力で世の中を切り拓き、社会生活を営んでゆける力を持った人間を育てることである」という考え方を建学の精神としている。生徒一人ひとりの人間性をあらゆる角度から見つめ、バランスのとれた人間をはぐくむことを本校教育の基本とし、建学以来今日まで大きな発展を遂げてきた。
特に新学習指導要領を踏まえた教育課程の全面的な見直しを機に、新たに学校としてのステージアップをめざして「①進学指導力の向上、②生徒指導体制の強化充実、③部活動・学校行事の活性化」を柱とする全面的な学校改革に取り組んでおり、着実にその成果をあげつつある。ここではそのうち、柱①にかかる改革の一端をご紹介する。
2 多様で質の高い教育内容
本校は、普通科のほか工業系3学科(機械科・情報技術科・自動車科)を備える文字通りの総合高校である。近年は特に大学進学実績の向上に力を入れており、平成25年度からは大規模な学校改革の一環として学科コースの再編を行うこととした。
工業系3学科の募集人数を従来の半分としてくくり募集にし、その分普通科の募集人数を増やして、特別進学クラス・進学選抜クラス・総合進学クラスの3コース編制とした。工業系学科においては高度な専門性を生かし、危険物取扱者、ボイラー技士、ガス溶接、電気工事士、自動車整備士ほか多様な資格取得が可能であり、幅広い進路実現を保証している。
普通科総合進学クラスにおいてはアドバンス・スタンダードの2編制とし、文系理系対応の大学進学をはじめ、学校設定教科「専門教養」として生徒の希望に応じて多分野にわたる資格取得や専門的な技術習得を可能にするパッケージ学習や、同じく学校設定教科「コアベーシック」として主要科目の基礎基本からの学び直しができるなど、実に多様で生徒の個に応じたきめ細かい学習ができるようにした。
また特進クラス・進学選抜クラスにおいては、習熟度別の徹底した少人数編制をするとともに、特別進学指導委員会を通じて3年間を見通した計画的・組織的な指導を行い、東大学習コーチの活用、長期休業中の学習合宿、課外補講等とあいまって、確実に難関国公立・難関私立大学への合格を可能とする仕組みを整えることとした。
3 志高く、そして失敗を恐れず胸を張りしっかりと前を向いて進め!!
高校生活の最終目的は将来の進路実現である。そして、自分の進路を考えることのスタートラインは、これから送っていくであろう自分の人生が、幸せで豊かで充実したものであってほしいという強い願いを持つことにある。
進路で成功する秘訣は、高い志を掲げ、その実現のために失敗を恐れず常にチャレンジャーとしてあり続けることにある。そのためには、かけがえのない自分という人間に「プライド」をもつことが必要である。自分という人間を大切にし、誇りをもつことこそが日々の試練に耐え抜き、地道な努力を積み重ねていくための最大のエネルギーだからだ。
本校の教育活動の根本にあるものは、一人ひとりの生徒にそういう「プライド」をもち、志高い人間になってほしいという強い思いである。本校では、全ての生徒諸君が3年間を通して高い志を掲げ、その実現のために胸を張りしっかりと前を向いて進み、自分の輝かしい未来に向かって力強く羽ばたいていってほしいと心から願って日々の教育活動を展開している。
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