QHHTのセッションでは、
潜在意識と繋がって
3つの場面を見ていく。
プラクティショナーさんは、
2番めの場面に行くように誘導して
しばらく経ってから、
何が見えるかを尋ねた。
「スポットライトのような、
明かりが見えます。
ライトが土の地面を照らしています。
夜で周りは暗くて、
そこだけ明かりで照らされています」
「どうして光が当たっているの?
光の源は何でしょう?」
「UFO」
「UFO?
UFOから光が降りてきているのね」
「はい」
「ご自分の姿はわかりますか?」
「はい。女性で、、、16歳くらい。
あれ? これって、、、
今の私かもしれない」
「その16歳くらいの女性は
ルーシィさんなの?」
「、、、そうみたいです」
通常初めてセッションを受ける人は
過去生に退行する場合が多いようだけど、
2つめの場面は
現世の過去だった。
はっきりとした記憶というよりは、
霧がかかっていて、
夢を見ているような感じだ。
実際に経験したことなのかどうかは
定かではない。
次の場面に移った時、
私は、UFOの中にいた。
私の隣には、
カマキリを連想させるような容姿の人がいた。
彼は少し不安になっていた私に優しく、
これから行われることを説明してくれた。
見た目は変わっているけど、
その人に対しては、恐怖を感じなかった。
むしろとても親切で思いやりのある
感じのいい人だった。
その人の容姿を
プラクティショナーさんが尋ねた。
頭が大きく、少し上に伸びていた。
魚眼レンズのような大きな目が中央にあって、
鼻は穴だけ。
口もあるかないかわからない。
顎は細く尖っていた。
体は木の枝みたいに細く
シワが多い。
色は黄土色または薄茶色。
関節部分は昆虫を思わせる。
手の指は3本しかなかった。
背丈は160センチの私より
少し高いくらい。
服は着ておらず、
裸だった。
彼にとっては
裸が恥ずかしいなどという概念はなく、
むしろ裸が最も美しいと思っているようだ。
セッション後に描いた宇宙人の姿
そこは
すべてが真っ白で
丸い天井の、半球状のホールの中だった。
中にバスケットボールのコートが
2つ余裕で入るくらいの
体育館くらいの広さと高さがある。
壁全体が白く優しい光を放っているため
ホールは昼間のように明るい。
ホールの中央には
ストレッチャーのような台がある。
ストレッチャーの周りには
白い面を付けた
何人かの宇宙人がいる。
案内役の宇宙人とは違い、
彼らは防護服のようなものに
身を包んでいる。
これから私の体を「守る」ために、
頭蓋骨の両方のこめかみ部分に
何かを埋め込むと案内人は言った。
これは私がどこにいても、
彼らが私を助けることができるようにするため。
私の位置を確認するだけでなく、
健康状態や
思考や感情、
日々の体験まで
詳しく送信することができる。
そして、
夢の中で彼らとの交信がしやすくなる。
私にとって
その方が望ましいのであれば、と、
私は手術を同意した。
20代になってから
コミュニオンという本を読んで、
宇宙人に「誘拐」された人たちが
いるらしいというのは知っていた。
けれど、
自分もそうだと思ったことは
一度もなかった。
宇宙人に出会った時の記憶は、
大抵潜在意識によってブロックされていて、
自然に思い出すことは
ほとんどないといわれている。
にもかかわらず気づいた人たちは、
自分の日常の中に、
どうしても説明のつかない
記憶のない時間帯が存在したため、
退行催眠を受けたからだという。
セッションで明らかになった
宇宙船との遭遇を経験したとされる
16歳当時の私は、
生きることに疲れ、自暴自棄になっていた。
未成年のくせにタバコや酒、
シンナーにまで手を出していた。
無免許でバイクを乗り回したり、
危険なことばかりして、
いつ死んでもおかしくなかった。
ある時、
知らない人と酒を飲んだ後で、
レイプされそうになった。
逃げ出したところまでは覚えているけど、
その後どうやって帰ったのかを
詳しく覚えてなかった。
私の潜在意識によると、
あのままだったら、
私はとっくに死んでいたという。
プラクティショナーさんが
私の潜在意識に対して、
「なぜそこまでして
ルーシィさんを助ける必要があったのか?」
と尋ねたところ、
「今世の任務をまっとうする必要があった」
と答えた。
潜在意識によると、
今世の私の任務は、
「地球人のモニタリング」だという。
地球人として生きている人間の
一見当たり前な日常の体験が、
宇宙人の彼らにとっては
限りなく貴重らしいのだ。
ちなみに
「コミュニオン」の初版が
日本で出版されたのは1994年。
私が宇宙船と遭遇したとされる16歳の時点で
1989年だから、
もし遭遇が本当の出来事であれば、
本を読む前ということになる。
コミュニオンの著者である
ホイットリー・ストリーバーが
UFOに遭遇したのが1985年で、
ドロレス・キャノンが
UFOに連れ去られたと訴える人たちの調査をし始めたのが1985〜1987年頃だから、
アメリカで「誘拐」がさかんだった時期よりも
少し後に
私も同じような体験をしていた
ということになる。
この件に関しては、
まだ真実かどうか
自分の中で確証が持てない。
なので、
今後もセッションを続けて
掘り下げていきたいと思う。