「禍福は糾える縄の如し」
「塞翁が馬」
複雑な人生の綾を
端的に示す言葉。
だけど。
塞翁が馬、塞翁が馬と
子どもに教え込んでも
せいぜい
どこかの国の
何かの教えの
お経のありがたみ。
「ねずみくんのチョッキ」
作:なかえ よしを
絵:上野 紀子
(ポプラ社)
今さら大ベストセラーの
ご紹介になりますが。
おかあさんから
真っ赤の可愛い
チョッキを編んでもらった
ねずみくん。
そのチョッキの素敵さに
お友だちが次々と
興味を示してやってきて・・・
まさに「塞翁が馬」。
初版の発行は1974年。
あと数年で50周年を迎えます。
おかあさんが子どものころに
楽しんだ絵本、
子どもから、孫へ。
そして・・・
優れた児童書には
時代を軽々と飛び越えて
輝き続けるものが
ありますね。