日本にいる教育者、
中でも英語教育者には
少なからず異文化理解への
メンターたる役割が
期待されているものと思います。
ですが日本には
英語なんか子どもにやらせちゃダメ!
という極論をおっしゃる方も多く
その中に
自分が「純日本人」
↑(イヤな言い方ではありますが
血統的に日本人である方は多数派なので
敢えてこう括ります。)
で、英語を学ぶ環境に恵まれ
英語の得意な日本人としての
アドバンテージをさんざんに利用してきた
そういう立場の方までが
含まれていたりするのに
常々心を痛めています。
また、「東大卒」の「人気講師」などが
早期英語不要論を唱えるのは
自分の住んでいる環境では
受験英語対策レベルの英語で
間に合ったという幸運を
周囲に言っているだけにすぎません。
学会で英語を使った?
周囲がその方の「英語力」に
「忖度」をしたのかもしれないですが・・・。
日本人とは何か。
タイムリーな記事を見つけました。
↓こちらです。
「日本人」とは何か?「ハーフたちの目に映る日本社会と人種差別の実態
こちらに出てくるエピソードの4名。
どの方のご経験にも心が痛みます。
カリフォルニアに住んでいたころの
私の生徒や子どもの友人と
ほぼ同じルーツを持ちながら!!
なんという環境の違いでしょう。
ご両親の母語が別なので
祖父母など上の世代との
コミュニュケーションに
日本語以外の言葉も
身に着けたい。
あるいは身につけざるを得ない。
あるいはご両親は日本語を話さず
でも日本に住んでいて
学習言語や家族以外との日常言語が
日本語という方。
どの方も
ご自分の人生を闘っておられます。
まずはささやかながら、英語教育者から。
そろそろ見識を新しくしませんか。
私が愚直にも
英語講師の指導を続けている理由です。