【アメリカ大統領選】カリフォルニアでの一労働者の経験を通して、思ったことを正直に。 | 英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

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今回のアメリカ大統領選の結果に

 

まさかアメリカに数年住んだだけの

 

100%日本人の私が

 

これほど打ちのめされたのは

 

自分でも意外なことでした。

 

今?

 

不安と闘っています。

 

私たちは何らかの岐路に

 

立っているに違いないからです。

 

無念、です。

 

アメリカでは教職って

 

とにかく「清貧」。

 

お給料?安いんです。

 

だから、資本主義の世の中で

 

正直私は

 

「中の下」の労働者でした。

 

今回アメリカに関わりの深い日本人や

 

日本の知識階級のいろいろな方が

 

たくさんコメントしていますが

 

私はジャーナリストや研究者、

 

あるいはビジネスで

 

アメリカに関わるなどの

 

俯瞰的な立場とは

 

程遠いところにいます。居ました。

 

そんな私ですが

 

自分の仕事には誇りを持っていました。

 

私が教えていたのは

 

幼稚園から小学校の1年生。

 

未来のアメリカの有権者たちです。

 

あなたの隣人は

 

あなたと同じ容貌を

 

していない、

 

かもしれない。

 

(私があなたと似ていないように。)

 

あなたの隣人は

 

あなたと同じ考えを

 

持っていない

 

場合もあるでしょう。

 

であるからこそ。

 

私たちに最も大切なルールは

 

お互いを尊重しあうこと。

 

Respect.

 

このひと言に尽きます。

 

と、これはもう

 

「お買い物にいったらお金を払う」

 

くらい、

 

根本のおはなし。

 

折に触れ、

 

くりかえし。

 

どれほど口にしてきたでしょうね。

 

その根底を揺さぶる

 

激震が走って

 

アメリカの国はあたかも

 

一日ですべての規範が

 

損なわれてしまったかのように

 

私の目には映ります。

 

不安です。

 

私のような外国育ちの外国人でも

 

子どもを教育するという大切な仕事を

 

機会があれば得ることが出来る。

 

(私はアシスタントティーチャーではなく

 

担任を持っていました。)

 

それがアメリカの多様性であり

 

強さの一端だとも思ってきました。

 

今、アメリカの大人の多くが

 

不安や混乱を抱えていて

 

子どもも、もちろん

 

無縁ではありえません。

 

この不安の中でも

 

希望を見出しながら

 

誠実に生きる歩みを止めないこと。

 

それを次世代に伝えること。

 

アメリカを離れて長くたちましたが

 

今あの場所にいたなら

 

アメリカの未来の大人に対して

 

自分は何を言えたのだろうかと

 

毎日考えています。

 

大人の私たちにこそ

 

「飛ぶ教室」

 

必要なのかもしれません。

 

したり顔でやりすごすのではなく

 

ナチスドイツ政権下でも

 

NOを言い続けた

 

ケストナーのような

 

熱い志のある大人として

 

事実に向き合う覚悟の有無を

 

問われているように感じます。