日本でのCMでは
少し前に
プライスレス
という言葉を
さんざん流行らせた
イメージ戦略の上手な
VISAです。
グローバルスローガン。
2008年のチャートでは
Life Takes Visa
だったようです。
イメージが多重になっていて
これはこれでさすがの表現。
ですが今日は、
現在のスローガン
everywhere you want to be
グローバルスローガンって
どれだけ長い期間使うかにも
企業の姿勢が表れて
面白いものです。
everywhere you want to be
あなたが使いたいならどこでも
使える、というサービスの場面の
広さをストレートに表現しています。
クレジットカードで
支払いが出来ればいいのに。
と思われるような
病院でのお会計や
口座引き落としに代わって
毎月のご契約の新聞料金などの
お支払いで
常に先行出来ていた日本の国では
このイメージ、
まさにピッタリではないでしょうか?
ずいぶん前から
サービス自体はあったにも関わらず
日本では今一つ浸透していなかった
デビットカードのことも
上戸彩さんのTVCMで
上手にPRしていますよね。
モノづくりとは違って
目に見えないサービスは
「いいものを作れば結果は自ずから」
という待ちの姿勢では
企業の魅力を伝えるのが難しい。
このスローガンは
やっぱりビザって便利だね、と
わかりやすく伝わる表現になっていますね。
もうひとつ言えば
どこにだって
あなたが
行きたいところへ。
と、私たちを励ましてくれるような
ポジティヴなイメージも
一緒に伝えられています。
一度は行ってみたい世界遺産や
憧れの超高級ホテルでも。
あるいは気軽な南のリゾートでも。
ビザカードがあれば
安心して使える、ということでしょう。
さらに言えば。
everywhere you want to go
ではなく
everywhere you want to be
なりたい自分に近づくための
ジムやスクール、
エステなどのサービス。
そんなところでも使えますよ、と
プライスレスなサービスを
表現しているのかもしれませんね。