【英会話のおはなし】話し言葉と書き言葉。口から出て、耳から入るもの。 | 英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

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心まで伝わる英語絵本の読み聞かせで、本物の英語力を育てます@神保町+オンライン講座。子ども英語講師の指導力と英語力を上げる・英語絵本コノサー講座のトレーナーMs.Miyukiのブログです。英語で子どもと笑おう。楽しく世界の絵本を英語でご紹介!!

ものすごくざっくりしたお話をしてしまうと。

日本の学校教育の中での(伝統的な)「英語」とは、英文を読んで日本語に置き換えて理解する「翻訳」を教えているものです。(翻訳は私の専門ではないので、例えで言っています。)

ちょうど国語の「漢文」に似ています。

漢文では、私たちは書いてある文の「意味」を理解することは出来ますが、それがすなわち中国語を理解することとは違いますよね。

「国語」という教科の中に取り込まれている「漢文」では、しかも日本語で読み下し。書いてある「内容」は理解できても、それを口で本来は「どう表現するのか」はわからないままです。

私も決して漢文って嫌いじゃありませんでしたが、それが中国語の理解に何か結びついているものでは残念ながら無いようです。今言葉として話す言語ではない「ラテン語」を、文献にあたるために勉強するようなものでしょうか。あくまで教養、なのですね。

ではひるがえって「英語」ならば、漢文とは違って「どう発音するのか」はきちんと勉強なさったご経験がおありになるでしょうか?きちんと、というのは、漫然と教師のいうのを聴いてリピートアフターミーではなく、どうしてその単語(やあるいは句・文章)をそう読むのかというルールのお話し。

英語の発音のお話しをすると、時には留学経験のある相当上級な英語の使い手の方でも、「初めて聞きました。」とおっしゃってくださることがよくあります。

ネイティヴの発音をたくさん聴く中で自己修正が効いている方でも、あらためて英語のつづりと発音の規則をお話すると、表情がぱっと明るくなる。

発音からは入らない英語、発音は「ジャパニーズ訛り」で押し通す英語がいけないというのではありません。

ただ、耳から入って自然な英語の心地よさを共有したいだけです。

話し言葉があっての言語ですもの。「紙に書いてください。読めばわかるんですから。」では、もったいないとお思いになりませんか?

私たちには、解答があります。それが「英語よみきかせ」。

口から出す英語がもっと好きになる、私たちの「大人のための英語」です。