小学校英語の拡充が決まったようです。
現在小学5年生と6年生で英語活動(教科ではない)
が、週に一回の授業が必修。
これが
小学校3年生と4年生で週に1-2回の英語活動が必修。
小学校5年生と6年生では週に3回の英語。(授業としての英語。)
となる見通しのようです。
教科だとか教科でないって何のこと?と思われるかもしれませんね。
英語活動(教科でない)では、いわゆる成績をつけません。
英語(教科)となると、評価の対象となり成績をつけます。
つまり、今の小学校5年生6年生で行っている英語活動は、必修ではありますが参加するだけでO.Kで、成績とは関係ありません。
ですが英語という教科に昇格?することで、成績表に記録が残るものとなります。
まさかそのたったの2年間の学習到達度まで入試で測ろうと、すぐに中学校・中等教育学校の入試に英語が課せられることは無いと思いますが、成績がつく以上「塾で手一杯」なので学校で英語の時間はわざと手を抜く、というような一部の学習態度は変わっていくことでしょう。
また幼児期からなんらか英語を学習してきた子どもたちが、中学受験をきっかけに英語との関係を断つ、というのをさびしく見送ってきた私たち英語教育関係者には朗報といえるかもしれません。
ですので、私の意見は賛成、大賛成、ただし本当に運用がきちんと行われれば、というもの。
教育こそ、すぐに成果が見える単純なものではありません。
だから、すぐさま「賛成」あるいは「反対」の旗色を鮮明にするだけではなく、今後を注意深く見守っていきたいと思います。