
絵本が好きです。
通常は英語の絵本しか読み聞かせすることはありませんが、たまにとても気にいった日本語の絵本は英語に訳して読むこともあります。
ただし、本当に愛着を感じる本だけです。
日本の絵本に疎い私の心強い味方は、神保町の「岩波ブックセンター」。
一般には岩波の本がすべてそろっている硬派な書店、というイメージでしょうか。岩波発祥の地を今も守り続けている「魂のある」書店さんです。
ここにある児童書の棚は本当に圧巻。
決して広いスペースではありません。
しかし、こちらの書棚に並んでいる本に、漫然と置かれたものはなにひとつありません。
すべての本が、私たちの心に飛び込んでくる。
柴田信社長と、その下で働く児童書担当の方の哲学が、物言わぬ書棚のなかにありありと感じられるのです。
目利きってそういうもの。
何度足を運んでも、自然と笑みがこぼれてきます。ここが存在してくれているのがなんともうれしいのです。
ここで出会う本は、あなたやあなたの大切なお子さんの血となり、肉となる。
なぜプー横丁かって?
手作りで看板が出ています。
硬派な店内に、なんとも温かみを感じさせてくれるこの看板も素敵です。