
先週末にTOEICのテストがあったようで、私の友人や知人もたくさん受検したようです。
誰も相談してくれなかったのですが(^^;)
TOEICは、リーディングとリスニングのマークシート方式。
つまり受検者が口を動かすことはありません。
マークシート方式ですから、文章を書くことも無いのですよね。
対策はいくらでもあるので、せめて「今度TOEIC受けるんだけど?」とひとこと相談してくれたらなあ。などと、未だにボヤいてます。
ところで。
英語の話せない私たちがよく誤解していること。
それは、正しい英文が「書ければ」それは理解できていると客観的にも分かるので、それで英語の理解力を確認出来たとして安心してしまうこと。
例えばもし実生活の中で、簡単な質問を口頭で投げかけられたとき。
健常者で通常、「文で書いて」返答する人はいません。
でも記述式のテストで答えが分かって正しい文章を書いて正解にたどりつく間には、当然ですが書く時間が必要です。
そしてこの時間の間に、書きながら文章を頭の中で推敲したりしています。
その速さでは、実際に会話となって口頭で返答する場合、処理のスピードが充分でない、ということにお気づきでしょうか。
記述で測れる英語力ももちろんあるけれども(英作文能力や、翻訳の能力など)、それだけでは絶対に万能ではないということです。特に、会話について。
TOEICのスコアをどのように活用するかは全く別の問題です。
大人のやりなおし英語こそ、受験英語を離れたトレーニングがカギだと私は思っています。