
仕事に使う英語絵本は、いつもカバンにいれて持ち歩くもの。カバンの中で傷んでしまわないように、図書館の本によく貼ってあるような透明の保護シールを貼りました。
慣れると楽しい作業なのですが、面倒といえば面倒。さすがにたまりに貯まってしまったので、久しぶりです。
スパスパ切れるカッターナイフとハサミが必須。ただ、コツさえつかめばあなたの大切な蔵書が本当に美しいまま長持ちしますo(^▽^)o
図書に関わるプロでもなければ、普通の人は絵本の保護なんて考えないのが普通だと思います。
子どもが集まるショッピングセンターや子育て支援センターなど。せっかく置いてある絵本が、中のページが破れてビリビリになっているの、見たことありませんか。そもそも、そういう場所の絵本って「そういうもの」とお考えだったりするのではないでしょうか。
実は私の英語絵本読み聞かせ講座では、本の保護カバー貼りと補修もレッスンの時間を取っています。
なぜか。
それは、子どもが絵本を破るのは当たり前だとしていただきたくないからです。
本というのは、きちんと管理すれば長い間いろいろな人を楽しませてくれるもの。ですがもし、ページが破れた本をそのままにしていたらどうでしょう?一度破れかけた本はそのままにしていると、確実にもっと痛みます。
そしてそれをそのままにしているということは、子どもさんに向けて「本を大切にしなくても構わない」というメッセージを伝えているのと同じこと。口で「本は大切にね。」と言うのは簡単ですが、それでメッセージが伝わることはまず期待してはいけません。
もちろん小さいお子さんは手の制御がうまくいきませんから、破るつもりでなくても破ってしまうことはあります。
でもその場合は、補修してあげればいいこと。そして補修していない破れた絵本で、誰かに読み聞かせをするのは本当に止めていただきたいことです。
なぜなら、子どものうちに身に着いた「本は大切にする」という良い習慣は、そのお子さんにとって一生にわたる財産となるからです。
身の回りのものを大切にすること。
知恵や楽しさを授けてくれる本に対する自然な敬意。
プライスレスです。