【教師のおはなし】アメリカと日本のちょっとした違い。その7:教師のいでたち。 | 英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

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日本の小学校で英語を教えていた時に、私たちのところへ「外国人講師への通達」がまわってきたことがありました。要するに、英語に直して伝えろ、ということ。

その中に

シャツのすそをズボンの中にしまうように。

という項目がありました。

私は教師であるということは、身だしなみも相当に重要だと考えています。

高価なオシャレをする必要は全くありませんが、小学校の先生を見ていて、子どもに日常体育などを教える機会があるからといって常にジャージー、というのはヘンな気がします。子どもたちにはその都度着替えるように指示しておきながら自分の身なりは構わない、というのは、私はやや違和感を感じてしまいます。それが本当に業務上必須なのであれば、授業公開日だけあわててネクタイをする、というのもなんだか釈然としませんね。

もちろん装いというものも突き詰めて考えろ、というモンテッソーリ教育の「細部に神宿る」訓練を受けたからその影響が大きいのでしょう。本来私はオシャレには興味があまり無いほうなので、だからこそTPOだけはきちんとわきまえたい、と考えるタイプです。

また、アメリカの学校では体育のコーチでなければ男性はジャケットは要らないまでもネクタイはするのがデフォルトですので、日本のルールの無さは気にかかるところです。

シャツのすそをズボンの中にしまうかどうかは、基本、大人の装いとしてTPOに合わせるべきものだと思います。いろいろなデザインのシャツとパンツの組み合わせがある中で、一律シャツをしまえ、というのはいただけませんね。

この通達、明らかにカジュアルすぎる装いで教壇に立とうとする、若干名の外国人講師に業を煮やしたものとは容易に推察出来ます。

ただし、英語教育ではなく異文化教育も彼らに期待しているというのであるならば、黙認でもなく、このような一斉指導でもなく、あなたの装いはこの国の小学校の教壇に立つには難がある。と教えてあげればよいわけです。

あなたが例えば外国へ行って、現地で急に小学校を表敬訪問することになったら?どんな格好で行けばよいのでしょう?ハテナはいっぱいですよね。勘違いすることも、あるかもしれません。

彼らが勘違いしているのなら、教えてあげる。指導に従わなければ、準備が出来ていないのだから、教壇には立たせない。

校則のようにルールを作って事足れり、という風には、現実の制約はいろいろあるのでしょうが、教育の現場ではしていただきたくないものです。