3日めには新しい助っ人を迎えて大船渡市へ。港に近い場所にいくと、被害の大きさがずっしりです。印象的だったのは、廃墟となった商工会の建物。商工会議所があれほどのビルを持っているなら、商業圏としても本来はなかなか小さくない町なのだろうと分かります。

この大船渡の学童には、宮古のボランティアグループおどっつぁんずの女性メンバーが顔を出してくれました。仕事がお休みだったのですって。本当にうれしい再会です。
「また来てくださいね。」と笑顔で言ってくれました。また来ますとも!!
大槌町の保育所は、ゴールデンウィーク以来の再訪。(私は前回行けなかったのですが)保育士さんはもちろんのこと、子どもたちも覚えてくれていてオジサンたち感激です。小学校の一室に避難中で、不便もたくさんあることでしょうが、充分に広いとはいえないスペースでも子どもたちが和やかに過ごせているのが印象的でした。
この日は前日までで帰京したメンバーと入れ替わりにまた強力なメンバーが入り、バルーンアートもますます円熟の境地に。読み聞かせも別の個性が加わり、キャラバン隊の実力をあらためて知らしめる充実ぶりを示しました。
この日は一ノ関泊。地震の爪痕は小さくないのですが、沿岸部から戻るとやはり落ち着きがあります。歴史のある街並み故になおさらそう思うのかもしれません。こちらも早く全面的に元気になって、沿岸部の復興を下支えする力を蓄えて欲しいですね。私たちがお手伝い出来ることはなんでしょうか。声を聴く耳を研ぎ澄ませておきたいものです。

一ノ関では、ここを拠点に親子で活動しているクラウン(ピエロ)のろっくさんと合流。忙しい仕事の合間をぬって交流に来てくれました。バルーンアートの精鋭たちは、ピエロならバルーンで何をする?と興味しんしん。通常は口ではなかなか膨らまない長いバルーンアート用のバルーンを、こともなげに口でふくらませたり、手だけで二つに断ち切ったり、さすがにクラウンは常識にとらわれない凄い案を次々と繰り出します。一同あんぐり。好奇心旺盛なメンバーには、じゃあ鼻から入れるよ、なんて大技を試みるひともいて、(←良い子は絶対にマネしちゃダメですよ!)エンタとはなにか、に深く考えが及んだ楽しい夜となりました。