今日は、以前から一度お会いしたいものだと思っていたファザーリングジャパン代表の安藤パパさんの講演を聴きにいってきました。
聴衆を引き込む魅力のある方ですね!約2時間、しゃべりっぱなしの安藤さん。途中休憩も無い熱弁でしたがどこをとっても素晴らしく、中だるみのない内容の濃さが印象的でした。きっともっと時間があれば、もっともっと伝えたいことをお持ちなのでしょう。
この方は日本で会社員などの経歴のある方ですが、育児には実は父性こそがカギであるという私の確信と、共通の意見をお持ちのようです。
私の夫は長時間労働も厭わないサラリーマン。今の彼をみるとイクメンとは程遠いおじさんのようですが、育児への貢献は、実はなかなかのもの。
というのも、アメリカでの駐在生活のうちに、やはりきちんと家族と向き合う機会を得て、しかもそれを逃さず家庭をいつも大切に思ってくれているからです。さらに、私がアメリカで教師をしている間、日本から私たち母子を支えてくれたということも信頼のベースになっています。
私は日本とアメリカの両方で教職生活と子育てを経験して、お父さん不在の日本の教育現場には違和感を覚えていました。教育に100パーセントの満足などありません。なのでアメリカの教育にもいろいろな弱点はあるのですが、社会と学校との絆、開かれたコミュニティとしての学校の役割には本当に見習うべき点がたくさんあります。授業参観や保護者懇談会がみんなが働いている平日の昼間ではなく、仕事帰りに参加できる夕刻に設定されていることもそうです。日本なら、平日午後の保護者会に出席出来るお父さんはめったにいない。母親の都合がつかなかったら、保護者会は別に強制ではないし、その回は欠席、というご家庭が多いのでは?私の家庭も、実は日本ではそうです。パパはどうすればいいのでしょうね?自分の子どもという最大の財産を、妻と学校とに預けっぱなしで省みないなんて、なまじの度胸で出来るものではないと私は思うのですが・・・。
安藤パパさんを私が好きになったきっかけは、”家族と過ごそうよ。仕事ばっかやってないでさ。”という彼がブログかなにかでお書きになった言葉が心に届いたからです。
仕事ばっかやってる自分、大丈夫か??ともし不安になったら。
素敵なお父さんたちの教えを乞いましょう。知らないことを教えてもらうのは、恥ずかしいことではなく当たり前のことです。
ファザーリングジャパンのある時代の子育て。21世紀のイクメンの皆さんは、本当にラッキーです。