日本とアメリカの両方での子育てをくらべてみると。
アメリカ人が理想とするビッグダディって、日本人の理想の優しいパパとは少し違うニュアンスがあるように感じます。
例えば有事のさい。食料が限られている中で家族のために調達に走る場合。
オトコとして!張り切って素早く列に並び、家族の人数分の食料ゲット!!
そして、限りある食料がひとりでも多くの人に公平に行き渡るように、他の人とうまく協調しながら欠乏を耐え抜く。
限られた食料の配給でも粛々と並び、秩序正しく生きる生き方は日本人の素晴らしい強みで、それは阪神大震災のときにも世界中から賞賛を浴びましたよね。
私もそういう日本人の理性的なところ、人を思いやる気持ちって素晴らしい!と思います。
一方、ワイルドな自然を克服することから歴史が始まったアメリカでは、どちらかというともっと直接的な問題解決法が好まれるような感じ。
野蛮かもしれませんが、野うさぎでもイノシシでも、とにかく食料を自力で調達してくるという方法。つまりプラスで欠乏を解消するという積極的な方法。
自力で調達する人の強みは、自分の家族のために人を蹴落としたり陥れたりすることなく、むしろうまくいけば周りの人にも食料を分けてあげることが出来るということ。
そして、それこそを人の父親としての素質と賞賛する面があるようです。
もちろん実際にはいろんなお父さんがいるわけですけど。
どこの世界でも、自分の家族しか目に入らないお父さんでは子どもから本当の賞賛を得ることは出来ないようです。
子育てにもベストを尽くせるパパ、あるいはダディこそ子どもにいい影響を与えられる存在。
そういった人たちが、もっともっとたくさんの場面や時間を子どもたちと過ごせるように応援する用意が、社会にもっと広がっていくと良いですね。
私たちも本当にささやかな取り組みですが、育児に関わる男性を応援しています。
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