料理と日本酒の相性について、貴方は本当に分かっていますか? | 酒友 醸造研究所

料理と日本酒の相性について、貴方は本当に分かっていますか?

新年明けましておめでとうございます!

皆様、良いお年を迎えておられますか?

2013年(平成25年)も、『酒友 醸造研究所』をどうぞよろしくお願いいたします!

それでは今年も辛口の“酒友節”全開で行きますので、読者によっては「ドキッ!」または「ニヤリ!」とする内容を真実のまま書いていきます…!


さて今年一発目から、タイトル内容も奥の深いものからスタートします!



「料理と日本酒の相性について考えてみよ!」と言われても、おそらく一般の方はどのように考えればよいのか分からないと思います。

私は最初の頃は、いろいろな店へ食べに行った時、食べ物と飲んだ酒が(当時の自分なりに)良かったと思えた時はノートに書き留めてきました。

そんな約15年分の膨大な資料をここ数か月前から一つ一つ分析し始め、結果、ある“法則性”がある事に気が付きました。

その“法則性”をA4用紙7枚にまとめ上げ、『酒友式 料理と日本酒の相性法則理論』と命名し、自分の店でのまかない時や他へ食べに行った先で注文した料理などで、事あるごとにこの『法則理論』に基づいていろいろと日本酒を合わせていき、何度も手直しを加え、ついに平成24年 11月終り頃に完成させました!

そしてこの『法則理論』を確かめてみようと、有名な地酒屋や料理と酒の相性にこだわっていそうな店へ出向き、ある料理を例に出して「どんなタイプの酒と合うと思う? その酒と合うと思う理由を言ってみて!」と聞いて回った。

その結果、私が考案した『酒友式 法則理論』の50%くらいの考え方をしていた店は数店あり、80%くらいの考え方をしていた店は一店だけあった。

結局、100%の理論を持って返答できる店はなかった!

ただ、共通していたことは、全店自分の過去の経験による記憶から時間をかけて思い出しながら答えていた。

決して私は“経験による記憶”を否定するわけではない!

むしろ、その“記憶”を持っている人の方が『酒友式 相性法則理論』を理解した時、さらに細かく正確に“相性”を合わせることが可能となる!

結局「料理と酒の相性を常に考えている店」であっても、過去の経験により大体「こんな酒が合うのでは?」という大部分が“記憶”によるものなので、確固たる『理論』を持って答えられる店は一店もなかった。

かくいう私も15年前より“相性”を気にかけ始め、経験上「この料理にはこんな酒が合う」と言っていたので偉そうなことは言えないが、ここ数か月、真剣に“相性”についてとことん研究に研究を重ねてこの『相性法則理論』を導き出した。

その時、激震が走った!!

なぜなら、「日本酒」の成分構成が「料理」の成分構成に一番近い事に気が付いたからだ!

世界に存在する発酵alc飲料の中で、ワインよりも日本酒が一番よく料理と合う理屈がすべて分かったからだ!

確かに『酒友式 相性法則理論』はワインでも応用可能だが、所詮 原料は「果物」である。

「なんとまあ、私たち日本人の祖先はよくぞその昔にこんな素晴らしい発酵alc飲料を開発してくれたものだ!!」ということに感動したのだった!


それでは、私の考案した『酒友式 相性法則理論』についての考え方のホントをお教えしましょう!

料理も日本酒も、成分構成が同じだと気付いた時、料理も日本酒もそれぞれ「味付け」と「旨味成分構成」の2つのポイントに分けられると分かった。

そして、料理の「味付け」は最低5タイプに分けられ、「旨味成分構成」は最低6系統に分けられる。

そして日本酒は3タイプ、6系統に分けられることが、研究の結果 判明した。

それぞれの5タイプと3タイプの中から同じタイプを合わせ、それぞれの6系統の中からも同じ系統を合わせれば、世の中のいかなる料理であっても相性の合う日本酒のタイプがいとも簡単に導き出せる! という、すごく理にかなった完璧な『法則理論』なのだ!!

ここまでヒントを言えば、見せかけや知ったかぶって「相性」を謳っていない人(つまり真剣に相性に取り組んでいる人)ならば、「なるほど! これは完璧な理論だ! この法則ならば、100%過去の経験がなくてもまず外れなく、相性の合った酒を導ける!!」と分かるはずなのですが……。

ここまでヒントを言っても「いまいち理解できないが、この『酒友式 相性法則理論』を学びながら実際に様々な料理と日本酒を食べたり飲んだりして体感しながら理解したい!」と思う方は、

1/26日(土) 15:00~18:00『料理と日本酒の相性法則理論を学びながら実際に味わってみる会』にぜひ参加してみてください!

もちろん、私がまとめあげたあの「相性法則理論 解説書」(A4版7ページ)も参加特典としてプレゼントいたします!

それでは、もう一つ大サービスヒントとして、私がいろいろな料理と合わせやすいと思った日本酒を写真でご紹介しておきましょう。

ただし、どんな料理と合うかは1/26(土)の会に参加してくださった方にだけ、実際に飲んで食べていただきながら、その合う理屈をお教えします!!

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『酒友式 相性法則理論』や、これらブログの原稿が仕上げられるのが、酒友の一角にあるここ「店長専用研究席」からだ!
常時 机の上には発酵学専門書の数々が散らかっている。


話は少し戻りますが、さきほども書きましたが、私が調べられる限り調べた結果、大阪の「日本酒を謳っているお店」がすべて「いい加減」とは言えませんが、大抵のお店が“憶測”で相性の事も含め、日本酒に関するあらゆることを喋っているようです。

実際に、あるお客様から聞いたお話ですが、最近ミナミかキタである店が「日本酒に長けた玄人参加禁止の素人限定の日本酒勉強会」らしきものを開催したそうですが、「日本酒の玄人禁止」にした理由が、日本酒を説明している途中に「それは違う!」と注意されるのが嫌だったからだそうです。

つまり、適当に憶測で日本酒について自分流に話すので、日本酒に長けた人を禁止する! ということなのか…!?

実際にこのようにその店の「参加者募集事項」に堂々と書いてあったそうです!

さらに恐ろしい事に、その店は「日本酒専門店」とも謳っているらしいです。

店名は残念ながら覚えていらっしゃらないそうですが、私としては本当にこんな店が実在するのか疑わしいですが、そのお客様のおっしゃることが真実ならば、「怒り」を通り越して「呆れる」だけです!

まぁ、こんな店をはじめ、「店の売り上げ」を上げるためだけに日本酒を利用して“憶測”だけで日本酒を語る事だけはやめてほしい!!

実際、日本酒業界が長く低迷しているのは、難しい日本酒の正しい知識を覚えるのが面倒臭いので、勉強もせず適当にある事 ない事を喋る「もどき専門店」が多く存在してきているので、いろいろと間違った知識がはびこって日本酒も悪い影響を受けているのではないか!!

「日本酒を謳っている店」ならもちろん、「日本酒も取り扱っている店」や一般の方も含めて、ぜひ今度酒友が開催する『料理と日本酒の相性を学ぶ会』に参加し、これをきっかけに日本酒の素晴らしさ、奥深さ、そして正しい知識を知り、きちんと日本酒と向き合ってみませんか?

『酒友式 相性理論』を理解すれば、本当に日本酒が「料理とは切っても切れない関係」だとよく分かっていただけると思います。

そこから日本酒に対する新たな興味、しいては日本酒の正しい知識の修得にもつながり、やがては日本酒も見直され、再び日本酒業界も活気あふれるものになる!! と、私は信じております。

それゆえ今回のこの会は、一般の日本酒ファンの方はもちろん、日本酒に興味を持ち始めた初心者の方は特に、日本酒の奥深さを知るにはまたとないチャンスだと思います!

それと、特に今回は、つまらないプライドを捨てられる勇気ある日本酒関係者のご参加も期待しておりますので、この会を期に今一度日本酒の素晴らしさを考えてみませんか?

それでは、いよいよ誰も開催できなかった『料理と日本酒の相性法則理論を学びながら実際に味わってみる会』のご案内です!!



◆『日本酒と料理の相性理論を学び、実際に味わってみる会』のご案内

【日時】 平成25年  1月26日(土)  15:00~18:00

【場所】 銘酒居酒屋 酒友

【連絡先】 店:06(6821)2985 / 店長携帯:090(1719)8679

【参加対象】 日本酒に興味を持ち始めた初心者の方、日本酒と料理との相性に興味のある方

【参加費】 7,000円(付録「日本酒と料理の相性理論解説書」付き)
<要予約!店頭またはお電話で>

【内容】 今回は「相性」について理解しやすいように、あえて料理は普通の居酒屋や家庭で食べられるメニュー(約10品)として、それぞれの料理に合う日本酒も普段手に入れやすい酒(10種以上)とし、店長が考案した「相性法則理論書」で分かりやすく一つ一つ説明していきます!
様々なタイプの酒が登場しますので、「合う酒」と「合わない酒」の両方を同時に体感できるので、とてもよく理解していただけると思います!


※付録の「酒と料理の相性理論解説書」には、世の中のどんな料理でも、たった2か所のポイントを見るだけで、一瞬にしてどのタイプの日本酒と合うかが分かる「法則」を解説しています。
この今まで酒の研究者が成し得なかった「夢の法則書」が付録としてもらえます!