昭和26年の鶴田浩二(当時27歳)主演の映画
古本屋の2階に下宿しているという設定が
何とも言えない。
高橋貞二も出ている。
鶴田浩二 高橋貞二 佐田啓二は
この時代の映画スター御三家だった。
昭和20年代は、
アクションとは無縁の
しっとり系の二枚目スターであった。
この7年くらい後の昭和30年代には、
若くて元気な、
日活アクションの御三家
石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎が出てくる。
ちなみにこの映画で
鶴田浩二が惚れる美人マダム役の高杉早苗は
市川猿翁の母であり、
香川照之の祖母である。
古き昭和20年代のたたずまいを
ただ眺めているだけでも
レトロ好きには楽しめる映画である。