1974年に出た
『エリック・クラプトンのすべて』(エイプリルミュージック)
というコピー譜である。
選曲はヤードバーズとクリームからの楽曲である。
この本、なんとあの高橋信博氏が監修している。
高柳昌行氏の弟子にして
理論派のジャズギタリストである。
高橋信博氏がよりによって
エリック・クラプトンの解説本を出していたとは、
46年目にして知る驚き。
まるで
高柳昌行氏がクラプトンを解説しているくらい驚きだ。
当時、24歳くらいだろうか
ヤマハネム音楽院の講師であった。
クラプトン奏法を解説するのに
やたらと小難しい。
しかもコピー譜は
手書きのオタマジャクシのみ。
「タブ譜なんか使うなんて男じゃねえ」的な
空気をヒシヒシと感じる。
若いころから理屈がすごかったんだな。
頭が良すぎるのかな?
ペンタとブルーノート一発のギター少年には
おそらく読んでもチンプンカンプンであろう。
こういう人が扱うということは、
やはりクラプトンはスゴイのだろう。