参考書:「國破れて マッカーサー」 西 鋭夫著
第三部 終わらぬ「戦後」の始まり
アジアは、四百年間、ヨーロッパの餌食にされた。
「帝国主義」と名付けられた「適者生存の鉄則」の下、イギリス、ドイツ、オランダ、
ポルトガル、スペイン、イタリア、フランス、ロシア、ベルギー、デンマーク、そして
アメリカは、世界中で弱い国を見つけると、騙し、威し、手向かうと殺し、征服し、
植民地にした。「香港」も1997(平成9)年6月30日までイギリスの植民地で
あった。
この野蛮な適者生存の掟を目の前で見せつけられた日本帝国は、祖国を護る
ため、「富国強兵」に国運を賭けた。
日清戦争(1894年~1895年)で勝ち、日露戦争(1904年~1905年)でも
勝ち、血の犠牲を払い、日本の領土にしたのが朝鮮半島である。
日本の朝鮮併合は、当時帝国主義を実践していた欧米列強に当然のこととして
認められていた。
マッカーサーは、日本が野蛮で残酷なことをアジア地域に対して行ったと言うが、
それでは、欧米列強がしたことは野蛮で残酷なことではなかったのか???