前回に続いて、

「おうちモンテ」勢の永遠の課題、


「教具」


について。


今回は、

「やっぱり正規品の教具を買うべき?」

という悩みについて、

私なりの意見を…


(※自分がモンテッソーリ幼稚園や

エレメンタリーに通っていた時の記憶や、

モンテッソーリ教師の方何人かに

意見を伺ったうえでの個人的な意見です)



おうちモンテで教具を考える時、

選択肢は大きく分けて3つあるかと。


①モンテッソーリ幼稚園などで

実際に使われている「正規品」を買う。

(店頭ではほぼ見かけず、ネット通販が主)


②学習塾や教育サービスの会社が開発した、

「モンテッソーリ式」の商品を買う。

(教具の特徴を再現すべく開発された商品。

本屋、おもちゃ屋で購入可能)


③保護者による手作り

(100均グッズや手芸用品店を

うまく利用して、手作りで教具を再現)


こちらの①②③、

このまま価格が高い→低いの順になります。


手作りしてみたら②より高くついた…

ということも時々ありますが(←実体験)、

①が最高値なのは揺らぎません。


とにかく、

正規品は高い!


「わざわざ高い正規品を買わなくても

よいのでは?」


もしくは逆に、


「いやでも、しっかり取り組むには

正規品じゃないとダメじゃない?」


と悩ましいところ。


私個人の意見としては、


「正規品でなくても構わない。

けど、”子どもがときめくか?”考えてから、

②③を検討した方が良い」


です。


「ときめくって?こんまりか!」


とツッコミたくなる方もいるかと思います。


ただ以前、海外のモンテッソーリ教師による

保護者向け短期講座を受けた時、

その先生が


「Konmariメソッドはすごい、

Sparkling (ときめき)は大事な概念だ、

モンテッソーリと通じるところがある!」


と力説されていました。


(当時、世界的なこんまりブームが

広がった直後だったのもあるかも?)



では「子どもがときめく」とは?



これについては、思い出深い経験が。


「ストロー落とし」という

モンテッソーリのおしごとをご存じでしょうか?


(Instagramで「ストロー落とし」と

検索するとたくさん写真が出てきます)


1歳くらいのお子さんを想定したおしごとで、

中央にストロー穴がついた蓋付きの容器に、

数センチに切ったストローを落としていく、

という活動です。


おそらく、

0-3歳向けモンテッソーリ教具の

「円柱落とし」の箱を元に、

家庭でできるようアレンジしたものかと。

(違っていたらすみません)


長女が一歳になった頃、

この「ストロー落とし」について、

印象的なお話しを聞く機会がありました。


長男が通っていたモンテッソーリの

プレスクールの園長先生とお話しする中で、


「自宅で長女向けに

何かおしごとを始めたい。

今の年齢だと

やっぱりストロー落としでしょうか?


と聞いてみました。


先生のお返事は、


「楽しめると思いますよ!

ただ、

できればストローではなく木製ダボで。

できればプラスチックの軽い容器ではなく、

ガラス製の容器でやってみてください」


「音が全然違います」


「音が違うことで、

子どもの達成感も違ってきます」


というものでした。


ストローもプラスチック容器も、

木製ダボもガラス製容器も、

どれも100均ショップにあるものです。


その中から、

「音が違うから」あえて後者を

選んでみては?というのです。


実際に木製ダボとガラス製容器で

作ってみたのですが、

確かに。


ひとつ穴から落とすごとに、

カラン!

と小気味良い音がします。


ダボを手に持った時の感覚も、

ストローより質量を感じます。


結局、カラン!カラン!を楽しむうちに、

長女は20個ほどのダボを全て入れてしまい、

そのあとも繰り返し繰り返し

取り組んでいました。



モンテッソーリ教育を見たことはないけど、

おうちモンテに興味がある!という場合、

教具の購入を考える前に、

正規のモンテッソーリ教具に

「触ってみる」

「持ってみる」

と良いのではないかと思います。


おそらく、


「想像していた以上の重さ」や、

「想像していなかった肌触りの良さ」


に驚きます。


幼児向けのおもちゃや知育道具というより、

どちらかといえば「工芸品」です。


それは単に「子どもにも良いものを!」と

高価な品を揃えたわけではなく、


「手に感じるずっしりした重み」

「美しい木目」

「木製のものが当たった時の音」


という心地よい感覚刺激=ときめきを

追求した結果なのかな、と。


ときめきながら

言語や数の概念を学んでいくわけですから、

その分、「自分事」として

理解度や定着度が深まっていくわけです。



つまり「ときめき」を重視して選べば、

正規品を買えずとも、

より近いものを用意できるのでは。



正規のモンテッソーリ教具に触る機会は、

なかなか得られないのが

悩ましいところ。


たとえば少し自宅から離れていても、

モンテッソーリ幼稚園や

プレクラスの公開保育、

教育系イベントなど、

実際に手に取れる機会は

0ではないかと思います。


大人でも、

「わぁ素敵!」

「重みと冷たさが心地良い…」

と感動してしまうことも。


その感動を、各ご家庭で工夫しながら

再現できれば良いのではないかな、

と思います。