毒に侵されている生活環境

今や【デトックス】という言葉は世間に広がっています。 毒を抜くようなイメージで活用されているでしょう。
正確に言えば【毒素を排除する】という意味で使われます。
そもそも毒って何?
先ほども書きましたが、「デトックス=毒素を排除」という意味でしたね。 しかし、ここで使う「毒」というのは実は私たち日常に溢れていることが多いんです。
例えば現在の日本では、排ガスが問題にされることはなくなりましたが、排ガスで汚染された大気には【発ガン性のある物質】が含まれています。
毒は体内に溜まって害を及ぼします
最近では健康志向の向上によって化学物質や重金属などの毒についても知られるようになりました。
化学物質は食品添加物に、重金属は農産物、海産物にも含まれています。 これらは長期的に私たちの体内に入って来るので少しずつ蓄積されていきます。そうなれば自ずと健康に害を及ぼしていきます。
避けることができない【毒】の存在
本当に怖い毒とは、「酸化」「糖化」「炎症」です。
初めて聞いた方も多いかと思いますが、これからこの3つについて説明して行きたいと思います。
酸化が起きるとどうなる?
酸化が人間の体に起きるとどうなるか?例としてわかりやすいのが、肌に現れる「シミ」「シワ」です。
これらは肌の内部にある皮下組織が「活性酸素」と呼ばれる物質と結びつき「酸化」することでおきます。

身体を「焦げ付かせる」糖化
糖化は糖質の摂りすぎによって体内の余分な糖とタンパク質が結びつく反応です。 糖化により「AGEs(エイジス)」と呼ばれる物質が作られ、老化を促進します。
AGEsは、見た目だけでなく血管や内臓などにもダメージを与え、老化や生活習慣病を引き起こします。

炎症
炎症は人間の体が外敵から身を守るための免疫反応です。
風邪による咳や鼻水、発熱も炎症の一つですが、アレルギーを持つ食物を摂取しても内臓が炎症を起こします。 炎症が長期的に続くと、組織や細胞が次第に劣化し、老化やガンの原因となって行きます。
身体に良いという思い込みの恐怖
3つの毒が厄介なのは、体内で起こる自然な反応であり、生きている上では避けては通れないものであるということです。
酸化は、身体に良いとされる運動が過度になった場合に起きる反応です。活性酸素が増えて身体にダメージを与えます。 糖化は食事によって起こる反応です。
たくさん食べたり、栄養を豊富に取り入れるのを不健康という人はいません。しかし、食事の摂りすぎは身体に悪影響を与えます。
また、気づかれにくいという点では「炎症」が最も大きな脅威かもしれません。 炎症といえば、捻挫などの外傷や風邪などによる喉の腫れなどです。 炎症が起こったところは通常赤く腫れ上がります。そこに痛みや熱が伴う事もあります。
でもこれらは身体をバイ菌から守るために起こる一時的な反応なので問題ありません。 怖いのは、口の中や胃腸など見えないところで起こる持続的な炎症です。
その危険の第一は体内で起こっている炎症に気づかない事です。
第二に、気づいたとしてもあまり大ごとと捉えない事です。 
3つの毒を引き起こす根源とは?
これまで「酸化」「糖化」「炎症」という3つの毒について書いてきました。
これらの3つの毒は身体に悪影響を及ぼす場合があると書いてきましたが、それらを引き起こす原因物質とは何なのか? それが 【活性酸素】 です。
呼吸で取り入れた酸素のうち、2〜3%は活性酸素になると言われています。
活性酸素は本来身体を守るために発生しているもので、それ自体は有害ではありません。 強い殺菌力があり、体内に侵入してきた細胞を殺すために天然の消毒剤として作られています。

本当に怖いのは【悪玉活性酸素】
活性酸素には【悪玉活性酸素】というものがあり、特に酸化力の強いものが存在します。 この悪玉活性酸素が細胞組織を傷つけてしまうのです。
悪玉活性酸素を作り出す原因としてあげられるのが、【紫外線】【ストレス】【放射線】【光化学スモッグ】【タバコ】【農薬に含まれる化学物質】も原因とされています。
そのほかには「激しい運動」などで酸素を多く使うと大量の活性酸素を生み出すことになり、活性酸素量も増えてしまいます。 とはいえ、運動を全くしないほうが良いわけではありません。
時には激しい運動も必要となりますが、日々過ごしている中で、それほど激しい運動を頻繁にする必要性はないでしょう。
アスリートなど、頂点を極めるスポーツをしている場合にはパフォーマンスアップのために激しい運動やトレーニングが強いられることはここでいう活性酸素の発生とは切り離して考えなければなりません。
アスリートが引退し健康的な生活を送って行くのを想定した時に「激しい運動」というものがそれほど必要ではなく、軽い運動で済むようになることでしょう。
