エースをねらえ!」が少女スポ根まんがの金字塔なら、「ホットロード」は少女ヤンキーまんがの金字塔…なのでしょうか。他を読んでないくせに勝手に決めてますが。

 

でもどちらもスポ根と暴走族は主題を伝えるための手でしかない気がします。それを言ったらなんだってそうかも(爆)。

 

「ホットロード」は姉のものでしたが、「やさしい手を、もってる」と「みんなで卒業をうたおう」は自分で後から買ったものだと思います。

姉は高校生の時オキシドールで髪の毛の色を抜いていたし、好きだったと思いますねこの作品。多分主人公の真似してたな。

ちなみに自分はブリーチで色抜いてました。

どうやら同級生によると当時「Paul McCartneyになりたい」と言ってたそうです。髪の色抜いただけでイギリス人の名ベーシスト名コンポーザーになれるなら苦労しません。

 

まあ…10代半ばあたりはそういうことをしたくなるのだと思います(笑)。理由はひとそれぞれということで。

 

このコマを見ると胸がきゅっとなります。↑の続きのページです。

環境は人それぞれだと思いますが、子供の頃って大人に希望を伝えられなかったり、孤独を感じたり、でもひとりで生きていくには小さくて、みたいになりますよね。親のことほんとに嫌いなわけではないしむしろ好きだし、嫌なことがあっても家を出ていくことなんてほぼできない。

悲しいなと思っても、感じないように蓋をして生きている。

そんな自分を見てるような気になります。

 

主人公和希の想い人(恋人でいいのか)、春山くんは暴走族の総長(頭、ヘッド?なんていうの?)で、族同士のケンカをしたりバイクや車で危険運転をしたり、まあいわゆるヤンキーです。最終的に事故で意識不明になります。そこで初めてみんな身近な人の死を意識します。無謀な行動は一見カッコよく見えるかもしれないですが、それはたまたま結果が最悪の状態でなかったからでしょう。それが今回は違って…覚悟なんてできてなかったと思い知ります。

それから、恋人同士お互いをとても大切に思っていたこと、親も周囲も自分を大切に思っていたことも知ることになります。

 

当時は感動してましたけど、今は「なんでこんなになる前に『私はあなたのことを大切に思っているよ、だからそんなあなたが自分を大切にしないのは悲しいよ』と伝えなかったのかな」と思います。

いやまあ当時はそんなこと考えられなかったけどね。

でもそれができてたら、主人公は居場所を外に求める必要なかったんじゃないのかなと。

別に親や兄弟でなくてもいい、周囲の誰かがそうであったなら、無謀な行動をして命を危険に晒すことはなかったかなと思います。

 

親だからとか、常識だからとかで察してくれというのは無理な話で、伝えるってだいじだなと思います。

 

ところで「ア・テスト」ってなんですか…今はないっぽいですけど神奈川県だけのものですか。

結局どんなものかわからないのでありました。

あ、「ホットロード」の話しかできなかったけどもう1,200文字以上になってしまってるので終わります。