サークル内にもどんどんカップルができたりして
まぁ俺にはできないけど
周りに気つかって先に帰ることも

ぼやっとだけど夢もできた
完全に歩さんのパクリだけど自分達のbarを持ちたい
そんな思いに拍車がかかったのでテレビ番組のマネーの虎

長瀬愛なつかしい
ビジネスプランをもった志願者が「虎」と呼ばれる社長さん達にプレゼンする番組なんだけど
そこに出てくる「虎」がかっこよかった
自分のbarを持っていつか社長になる
そんな漠然な夢が出来た時に一つの悩みが
【成功した人はみんな10代のうちになにかかっこいいエピソードをもっている】
何度も書いている通り本当に普通の10代だったので語れるエピソードなんて何もない
さすがに「仲間とサークル作りました~」じゃ、弱いしな
そんな時、
「全国どこでも1万円」
っていう飛行機会社のテレビCMが目に入った
これしかない!
全国どこでも1万円なら一番遠い沖縄まで行こう
大学には糞ほど長い春休みがある
4月が誕生日だから20歳になる前の3月1日から一週間の一人旅
正直「金もないしな~」とか、「一人じゃつまらないかな~」みたいな行かない言い訳を考えたけれど
サークルを作る時に「やらないよりかやった方が絶対に楽しい経験」をしているのですぐに実行できた
雪まつりの短期アルバイトで6万円を稼ぎチケット購入
直行便がなく、東京で乗り換えだから結局往復4万円
1万円で寝袋とリュックサックを買い手持ちは1万円
まぁなんとかなるかな
なんとかなった
今思えば日本国内での一人旅なんてなんのリスクもないと思うけど
その当時の自分にしてみたら誰もやっていないような大冒険
自分がすごいことをしているような錯覚に陥って
宿の連中に
「札幌から一人で来たんですよ~」って調子こいてたら
「札幌からっすか!すごいっすね!僕は京都からチャリできました」
「僕も北海道から来たんですよ~。稚内からヒッチハイクで」
「・・・」
飛行機で来ましたなんて言えねー!
なんか知らないけど負けた感じがする!
ってことで帰りは東京からヒッチハイクで札幌まで帰ることに
猿岩石ブームもあり一週間で札幌までついちゃったけど
なんかすげーー大冒険して帰ってきたような気がして
とにかく友達に一人旅の自慢しまくり
「沖縄だとさ~」
「日本にはいろんなやつがいてさ~」
「一人で旅すると色々感じちゃうよ~」

勘違いボーイの完成です
サークルの立ち上げと沖縄旅行で
今まで自分の中になかった「自信」ってものができてきた
俺ならできんじゃねーかみたいな勘違いモード
でもそんな勘違いの「自信」が自分に今までになかった行動力をつけてくれる
大学2年生の春
親から家計の事情を聞く
正直授業料を払っていくのが少し大変だと
私立の大学なんて年間100万円以上余裕でかかるからね
1年前だったら親に文句言ってたかもしれない
なんで親のせいで俺の人生左右されるのよって
でも今ではこの時のエピソードに心から感謝できる
中途半端な自分に決断のチャンスを与えてくれて
じゃないと大学を辞めるって決断はできなかったと思うし
やっぱり「普通」から外れるのは勇気がいる
でも、ちょっとした自信と夢
そしてぐずぐずしてる自分を蹴飛ばしてくれる第一歩があると一気に走り出す
20歳の春、大学を辞め本格的にbar開業に向けて動き出すことに
まずはお金
なんだかんだ大学の入学金で100万以上かかっているわけだし一度精算しよう
普段は見ないアルバイトニュースの後ろにある出稼ぎページを見てみると
「目の前は海!北の浮島で働きませんか?」
っていう募集を見つける
沖縄の一人旅ですっかり「島」が好きになっちゃったし
自分のことを誰も知らない所に行って一度キャラクターをリセットしたくて
利尻島への住込みでのアルバイトを決意
4カ月間の島生活をすごす
barで働く為には中央区に住まないといけないしあこがれの一人暮らしもしたいからまだお金が必要だ
利尻島から帰って来た後は名古屋の自動車工場に出稼ぎ
毎日まったく同じ作業を機械のようにラインで行う仕事に気が狂いそうになる
この場所には主に沖縄と北海道から沢山働きに来ていたんだけど正直ダメなやつが多かった
専門学校に行く為のお金を為に来た!って言ってたやつがそこで出会った女と付き合って貢いじゃったり
地元のフィリピンパブに給料全部つかっちゃったり
車買うって言ってたのに、ヤンキーみないなプラチナのネックレス買いだしたり
俺は絶対に負けん!!
あの時の自分は鬼のように全ての時間を自己投資に使った
休憩時間はカクテルの本を読み漁りレシピを覚え
休みの日は寮の部屋で一人でカクテルを作りの練習
工場までのバス移動の中では頭の回転が良くなるという「速聴CD」という怪しいCDを聞き続け
(ちなみに今でも持っているので興味がある方はご連絡を♪)
朝と晩は頭の回転が良くなる指の運動を毎日行った
お金節約の為に電子ジャーを購入し、朝必ずおにぎりを3つ握る
週に一度の贅沢は近くのスーパーで残った惣菜をご飯の上に乗っけて醤油をかけて食べるご飯
そのせいで今でもしなしなの揚げ物と暖かいご飯のコンボが贅沢に感じてしまう
本を沢山読みたいから「速読」の勉強
速読は右脳を鍛えないといけないってことで頭の中で何度もリンゴのイメージをでかくしたり小さくしたりする練習をする
まじで「精神と時の部屋」並みに名古屋での4ヵ月は長かった
4倍速の言葉を聞き取れる耳
やけに早い指の動き
頭の中でリンゴのイメージを大きくしたり小さくしたりする能力
きれいな三角形のおにぎりの作り方
という謎の能力と1人暮らしの軍資金を手に入れいよいよすすきのデビュー
ここからいよいよesを作るまでの道のりのスタートです
続く