昨日の続きです
会社を作ったころ、社長とは何か?経営とは何か?を知る為に本を読みあさりました
100冊以上は確実に読んだと思います
そのころから、
「その件、ブラッシュアップしておいて」
「そこはファジーにしておこう」
「プライオリティを考えよう」
と意味は良くわからないが、本で学んだカッコいいビジネス用語を無駄に使うようになります
「ファジーにソリューションしてPDCAのプライオリティとベネフィットを忘れずに」
ってどや顔で部下に言っていました
社長さんが沢山集まる「異業種交流会」みたいなのにも出まくり「人脈」を広げる努力をしました
名刺の数が自分の人脈だと思っていました
ちょっと有名な会社の社長さんと名刺交換すれば
「あ、あそこの社長さん俺知り合いだよ」
って言うようになります。
絶対向こうは俺のことなんて覚えていません。
数万~数十万するようなセミナーにも行きまくりました。
いつの間にか「先生」と呼ぶ人が増えていきます。
学んだことを、さも「自分の意見」かのように人に語ることが多くなりました
そう、ちょうどブログでイキッてた時です
社長にとってスーツは戦闘服
と、言われたので高いスーツを買うようになりました
それまで完全にファッションに疎かったので、スーツのことも良く知りません
まぁ三越に行けばいいんじゃね?ってとこで三越に行くと
「バーバリー」という文字が
三越×バーバリー=オシャレ
という公式が自分の中で計算され、意気揚々とバーバリーでスーツを買いました
その日から私服のほとんどをバーバリーで買うようになります。
安いホストみたいな買い物の仕方です
今までスーツを着て、昼間働くということをしたことがなかったというコンプレックスをこじらせ
ビジネスリア充を目指して頑張っていました
いろんな社長さんに会って教えてもらったり、本を読んで書いてあったことが、
会社を作ったら「経営理念」を作りなさい
「経営理念」がない会社は存続しない
成長している会社にはしっかりとした「経営理念」がある
と、いうことでした
経営理念とは何か??
まず、「売上」いうのが、自分の会社が社会に必要とされている総和だと考えると
売上から原価(外部から調達した費用)を引いた数字が、会社が世の中に作った「付加価値」です
その付加価値から、それを生み出すのに必要な人件費や家賃・・・を引いて残ったのが「利益」です
その利益を、さらに自分の会社がもっと社会に必要とされる為に投資して、より多くの価値を生んでいくのが会社成長のサイクルだと思います。
そして、自分の会社が社会にどのような価値を生み、どう社会に必要とされ、何を成し遂げたいか?というのが、いわゆる「経営理念」というやつです。
これはつくらなきゃいけないのだろうと思い、まずは有名な会社さんの経営理念を調べました
その中でも一番有名なのがこちら
全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、
人類、社会の進歩発展に貢献すること
これは、京セラさんの経営理念です
なんか・・・すごいですよね
どの会社も立派な経営理念があります
それじゃーesもってことで作ったのが
「飲食の感動で未来を創る」
という理念でした
食べる事、飲む事、による感動で社会に貢献し、それに携わる人や飲食業の未来を創っていこう
というような意味です
でちゃってます
えっ?何がって?
そりゃー「ビジネスリア充感」がですよ
もちろん悪い経営理念とは思っていないですし、今でもその想いは変わっていません
ただ、「らしく」なかったんです。
バーバリーのスーツを着て、ビジネス用語を使いこない、沢山の人脈を広げ、経営理念を掲げ、会社を組織化し、イキッていく感じが
何故、24歳の時に自分のお店を出したのか?
それは前回も書いた通り「かっこいい人生」を送りたいと思ったからです。
誰から見て?そう、自分から見てです
それが、ビジネスリア充を境に変わっていきました
・どこどこのお店も出店したから負けたくない
・○○社長みたいになりたい
・こんなにお店を出している俺すごいと思われたい
・あの人みたいな家に住みたい、車も欲しい
カッコいい基準が自分にとってではなく、
誰かと比べてになってしまったのです
ライバルは自分だったはずなのに、自分意外の誰かがライバルになりました
人からどう見られたいかを気にし、自分がどうなりたいかを考えることをやめ
偉い人の前では頭をさげ、部下の前では偉そうにし
仲間との飲み会よりも、経営者の集まりが大事だと思い
好きな服より、すごいと思われる服を買い
そこそこあれば良いなって思っていたお金を、まだまだお金が足りないと感じるようになり
年収1億という社長に会えば、自分もそれを目指そうとし
お店の成長より、お店の数を大事にし
商品価値よりも効率を重視し
教育よりもマニュアルを大事にし
部下の給料よりも、税金を気にするようになり
アルバイトさんの成長よりも、良い決算書を大切にし・・・
いつの間にか自分が何の為に会社をやっているのかがわからなくなりました
「飲食の感動で未来を創る」
本当にそれでいいの??
決して、経営規模を求めたり、マニュアルや制度を作ったり、人脈を広げる為に色々な会に参加し、自分の給料を増やしていく
と、いうことがまちがっているとは思っていません
むしろ経営者としては正しい道なのかなとも思います。
ただ、僕に合わなかっただけです
そのやり方が
パーティーをきっかけに「自分らしく経営をする」ということを大事にするようにしました。
誰から見られてではなく、
自分達から見て、カッコいい、そしてオモシロイと思う方法で会社を作っていこう
ずっと違和感を感じていた立派な経営理念をやめ
自分達らしい
「オモシロく、カッコよく」
という経営理念に変えました
経営規模で理念実現を追うのではなく、自分達がオモシロイ、カッコいいと思う方法で理念を実現していこう
その為の参考書やセミナーは世の中にはありません
だから自分で考えなければならないのです
自分達の成功方程式を
ちょうどその頃、僕が良く読んでいた自己啓発の先生のセミナーが函館であったので参加しました
その打ち上げで、先生と、先生のパートーナーの女性と一緒にお酒を飲みながら語る場面があり、
次々とその二人に経営者達がけちょんけちょんにされています。
その話を横で聞いていると
「あなたの会社に戦略はあるの?」
「粗利益と回転率は?」
「リピーターにする仕組みもないの?」
いきなりの細かな質問に、口ごもってしまう方が多いようでした。
自分はけっこう応えれる質問だなと思ったので
「僕もお願いします」
と、席に割って入り、戦闘開始
その質問にある程度応え、今度は僕が辿りつた考えを質問してみました
「経営規模を追わず、理念を実現しようと思っているのですが、それはどう思いますか?」
すると、隣にいた先生が
「お前みたいな考えの経営者がいるから世の中がダメになる」
「さっきから聞いていれば、口答えばかりで素直さがないから成長したいんだ」
「お前は一度、ちゃんとうちの塾に入りなさい(80万)まぁお前みたいなやつはどうせ来ないだろうけどな」
と、めためたに言われます。
僕としては、自分自身、悩みに悩んでたどり着いた答えです。
これだけ沢山の経営者を見てきた方だから、もしかしたら僕のようなタイプの経営者もいて、アドバイスをもらえればなと思ったのが間違えだったみたいです。
その後も打ち上げが終わるまで、僕と先生の対決は続き、最後の〆の挨拶では
「今日は楽しい時間をありがとうございます。みなさん素晴らしい経営者になるでしょう。じゃっかん1名怪しいが」
と締めくくられましす。
ただ、この出来事をきっかけに、より自分の中にゆるぎない信念が生まれているのを感じました
昔だったら、「そうなんですね、勉強になります!てへぺろ♪」
みたいになっていたかもしれません
でも、どうしても譲れなかったのです、自分の生き方を
どんな世の中の成功法則から外れても、絶対に自分達らしく成功する
この日を境に、セミナーや交流会のようなものにはほとんど行かなくなりました。
経営者の友達や先輩ともほとんど会わなくなり、部下や昔の友達と会うようになりました。
スーツを脱ぎ捨て、全裸で歩くようになりました、いや、好きな服を着るようになりました。
経営の本を読むのをやめ、歴史、政治、哲学等の多ジャンルの本を読むようになりました。
今までやりたくても仕事のせいにしてやらなかった「格闘技」をはじめ、ダイエットもし、体の事もケアするようになりました。
そして、何より、売上が上がってきたのです。
ちょうどそのころ、次のチャンスがやってきました。
おっぱい